ドクターズミーとは?
医師、歯科医、薬剤師、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの医療専門家に対して、月額300円(税抜)で何度でも相談をすることができる、オンラインヘルスケア相談サービス。
様々な悩みを気軽に相談できるサービスを柱に、医療・ヘルスケアに特化したコラムや世の中の話題の出来事に医療の観点からわかりやすく解説するニュースコンテンツなど、医療専門家による情報の提供も積極的に行っている。
ターゲットユーザ層
Web上で匿名相談ができるので、対面では相談しにくいことが気軽にできる。文章で説明しづらい症状でも、写真を添付することができる。
ドクターズミーの費用・料金体系
ユーザ課金がメインとなっており、2つのプランがある。
相談し放題な定額制:月額300円(税抜)
専門家を指名相談:1回500円(税抜)
また、コラムを見ているとネイティブアドのような形式で、商品の宣伝をしている記事がある。以下が実際のPR記事
「30代から気になり出す”髪のハリ・コシ”…【アウトバスケア】でお悩み解決」
「なんだかのどの調子が悪い…その症状、実はストレスのせい?!」
執筆者の所感
2013年8月にサービス開始。
ユーザは有料登録を行えば、24時間いつでも病気や怪我についての質問ができ、平均30分前後で回答を得ることができるようだ。
ただ気になったのが、運営元が事前に医師免許の有無を確認しているらしいが、回答者が実名でない。こういったQ&Aサービスであれば、顔写真や病院名などが公開されている方が、信頼感向上に繋がり質の低いサービスと差別化することができる。
恐らく考えられる原因としては、登録している医師や専門家の数がバレてしまうことや、実名公開だと気軽に回答するのが難しくなったり、訴訟のリスクがあるからか?この分野で一番規模がデカイ「アクアドクターズ」もほとんどが匿名回答となっている。
収益面においては、ユーザ課金型のQ&Aサービスで成功した「弁護士ドットコム」のように、PRしたい弁護士と相談したいユーザが互いにコンテンツを作成してくれるため、利益率が高いのが特徴。ただ「Doctors Me」では回答者(専門家)に報酬を支払っているようだ。
弁護士業界は平均年収が300万円と言われるほど競争が激化しており、開業しただけでは食べていけないので、集客のツールとしてQ&Aサービスを利用していると聞くが、医師に無料で回答してもらうのは凄くハードルが高い印象がある。
軌道にさえ乗れば堅実で固いビジネスモデルを構築できるユーザ課金だが、Q&Aサービスでの成功事例が少ないので、今後どのような展開にしていくのか気になるところ。
運営会社情報
会社 | 株式会社サイバー・バズ |
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代表 | 高村 彰典 |
資本金 | 2015万円 |
設立年月 | 2006年4月 |