作成日:2019.04.20  /  最終更新日:2020.06.06

あらゆる課題にあらゆる人材をスポットコンサル「ビザスク」

ビザスクのお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • スポットコンサルで効率的に課題解決
  • 対面や電話など様々な形でアドバイス可能
  • 月間案件数が1,000件以上

ビザスクとは?

ビザスクとは、ビジネスに知見のある個人(アドバイザー)とアドバイスが欲しい法人(依頼者)を「スポットコンサル」という形でつなげるマッチングサービス。

スポットコンサルとは「短時間のコンサル」のこと。ビザスクでは具体的に「1時間からのコンサル」を提唱している。スポットコンサルによって、忙しい中でも隙間時間を活用して効率的な課題解決ができる。

ビザスクが活用されている主な事業領域は以下の通り。

  • 新規事業開発(市場動向・競合調査、事業アイデアの仮設検証など)
  • 研究開発(製品の技術的アドバイスなど)
  • 経営企画・マーケティング(組織/制度に関する事例調査や業務プロセス改善など)

2020年2月時点でビザスクに登録しているアドバイザーは10万人以上で、マッチングの累計実績は49,000件以上。

ターゲットユーザ層

「社内では解決できない課題を持っている企業」「セカンドオピニオンを聞きたい企業」が依頼者側になる。「多様な経験がありその知見を売りたい個人」「隙間時間を活用してアドバイザーとして活躍してい個人」などがアドバイザーとしてビザスクに登録している。

ビザスクの特徴・メリット

スポットコンサルで効率的な課題解決が可能

ビザスクの特徴でもあるスポットコンサルには以下のメリットがある。

  • 隙間時間の活用
  • 費用が安い
  • 気軽に相談できる
  • 会うのが難しい人気アドバイザーに会える

1時間のスポットコンサルによって隙間時間を有効に活用できる。アドバイザー側は小遣い稼ぎの感覚で受注でき、依頼側の企業もスケジュールの合間を縫ってアドバイスを受けられるので時間の融通がきく。

専門性の高いコンサルは、情報としての価値が高く、高額になる傾向にあるが、スポットコンサルの良いところはアドバイザーからコンサルを受ける時間を短くできる点で、これにより時間単価が高いアドバイザーにも手頃な料金で依頼できる。

またビザスクでは会うのが困難な人気アドバイザーに依頼できる。業界で影響力のある人物は、コンサル依頼も多いため普通に会うのは難しい。しかし一時間という短時間のコンサルであれば、会える可能性はぐっと高くなる。スポットコンサルの手軽さによって、コンサルは気軽なものとなり依頼する難易度を下げることができるのだ。

2つの利用プラン

ビザスクでは「ビザスクinterview」と「ビザスクlite」の2つの利用プランを用意している。

フルサポート型の「ビザスクinterview」

「ビザスクinterview」はビザスクスタッフがクライアント企業とアドバイザーの間に入りマッチングまでフルサポートするプラン。ビザスクスタッフから厳選されたアドバイザーを紹介してくれるので、自分で探す手間が省ける。

依頼者はビザスクにスポットコンサルの依頼を出す。2営業日ほどでビザスクスタッフから候補者のリストを提示してもらえるので、そのリストからアドバイザーの選定を行う。

候補者リストは、ビザスクスタッフがクライアントからヒアリングした情報をもとに作成。ビザスクスタッフは、保有するデータベースや、社内外から情報を集め、依頼案件に関するビジネスや業界を分析して、候補者を選定している。

アドバイザー選定後もスポットコンサルの日程をビザスクスタッフが依頼者に代わって調整してくれる。大手企業・コンサルティングファームや、スピード重視の依頼者におすすめのプラン。

セルフマッチング型の「ビザスクlite」

「ビザスクlite」は依頼者が自身で登録アドバイザーを探す形式。ビザスクに登録しているアドバイザー全員から探せるわけではなく、非公開アドバイザーには依頼できない。そのかわり利用料金を安く抑えられるのが特徴。

利用方法は、ビザスクlite上に公募案件を作成し、応募があったアドバイザーから選ぶ方法と、登録アドバイザーを直接指名する方法から選べる。正式にアドバイザーに依頼するまでは、募集をかけたり、メッセージのやり取りで費用は一切かからない。

中小・ベンチャー企業など、費用を抑えてピンポイントに情報を集めたい依頼者におすすめのプラン。

アドバイザーを「迅速・的確」に探せるデータベースが強み

ビザスクは個人の知見を集めたデータベースを保有しているのが強み。ビザスクでマッチングした49,000件以上の案件は全てデータベースに登録され、新規案件のマッチングに活かされる。

案件が増加すれば、データベースが充実し、依頼に対して的確なアドバイザーの提案が可能になる。依頼者の満足度が高くなり、リーピートや知人への紹介により、新規案件の獲得にも繋がる。

こうした好循環により、ビザスクはユーザーから高い満足度を得ている。

知見データベースを活かして様々なサービスを提供

ビザスクではスポットコンサルで集めた知見データを用いて、スポットコンサル以外のサービスを提供している。これにより様々な業界、職域を網羅。

※以下サービスはすべてビザスクinterviewと同様に、ビザスクスタッフがアドバイザーを紹介する「フルサポート型」。

ビザスクexpert surveyアプローチが難しいBtoB領域に特化したWebアンケート調査サービス。従来のアンケート調査よりも粘度の細かいターゲット設定ができるのが特徴。顧客のニーズ調査やビジネス課題の掘り起こしをより効率的に行える。
ビザスクproject知見データベースを活用して、新規事業開発支援や組織開発支援を行うサービス。新規事業開発支援ではアイデア創出から事業プラン化までを包括的に支援する。組織開発支援では女性管理職、リーダー人材の育成支援のために、最適なメンターをマッチングする。
ビザスク業務委託ビザスク業務委託では、一定期間の業務委託が必要な法人向けに適切なアドバイザーを紹介する。知見データベースの中から、希望する委託期間や業務頻度にあうアドバイザーを紹介してくれる。
ビザスクweb展示会自社製品や保有技術の新たな展開可能性を探るニーズ探索サービス。製品や技術の展開可能性を探る手段として使える。展示会を開いて潜在顧客を探す従来の方法と違い、Web公募を通して登録アドバイザーに即座にリーチできるのが特徴。

登録アドバイザーは企業に所属する個人がほとんど

アドバイザーの登録者数は100,000人で業界や職務経験も多様で300分野以上の人材が集まっている。また、アドバイザーの7割は現職者となっているため、求める業界の現職者からかなり高い確率でマッチングすることが可能。

参照元:https://service.visasq.com/

ビザスクの費用・料金体系

「webマッチング形式(ビザスクlite)」と「フルサポート形式(ビザスクinterview)」で利用料金が異なる。各プランの具体的な内容は以下の通り。

プランwebマッチング形式フルサポート形式
ニーズ事業課題やアイディアを先駆者に相談したい経営者
ユーザーインタビュー
起業・キャリア相談
コンサル会社/ファンドのプロジェクトで、
知見者インタビューを至急したい
事業法人で秘匿性の高い新規事業を検討中
ニッチな分野の知見者に複数アクセスしたい
検索対象となる
ユーザーの割合
48%100%
検索対象となる
データ
「経験」+「プロフィール」「経験」+「プロフィール」
+「過去の案件に関連する追加情報」
海外アドバイザーの
検索
10,000名
ご利用料金平均15,000円50,000円〜
お支払い方法ご利用毎の都度払い
クレカ/Paypal
事前に利用チケットを購入
請求書
契約形態個人で利用規約に同意法人利用約款に同意

参照元:https://service.visasq.com/lp/plan_comparison

ビザスクの導入事例

中小・ベンチャー企業から大手企業まで業界・業種を問わず利用実績がある。

ビザスクの評判/クチコミ

知人・知り合い経由では長い期間をかけても辿り着けないであろうその道のプロに、簡単に辿り着けるのがビザスクを利用するメリットだと思います。業界の競争環境と各社比較をアドバイザーにインタビューし、濃い一時間となりました。デスクトップと睨めっこして調査するよりも効率がいいです。

短時間かつ低コストで複数の角度から、専門家の貴重な意見を聞くことができました。結果として意思決定までのスピードが格段に上がったと感じ、満足しています。専門家からのアドバイスを聞くことは、自身がプロジェクトを進める上で腹落ちしますし、関連事業部の協力を得やすいなどメリットが多いと感じました。

執筆者の所感

ビザスクは、法人企業とアドバイザー(コンサル)のマッチングで、法人企業(依頼者側)からマージンを貰っている。

クラウドソーシングの多くは発注者側は無料、受注者側に成果報酬で受注額に応じたマージンが請求される仕組みなので、ビザスクのマネタイズは逆となる。ビザスクと似たサービスで、自分の時間を30分単位で売買できるタイムチケットがあるが、これの法人企業特化型、とイメージすればわかりやすいだろう。

ビザスクのスポットコンサルは依頼単価が低く、依頼者側からすればコストを抑えられるので、メリットが大きい。一方、運営のビザスクからすれば、運営費がかかるので発注単価が低いとマネタイズが難しい。

しかし、ビザスクの決算書を見ると、集めた人材のデータベースをボストンコンサルティング(BCG)など、大手コンサル企業に活用してもらい、売上に繋げていたことがわかる。ビザスクは大手コンサルファームが専門家を探すためのデータベースとして活用されていたのだ。

決算書の9ページ目を見ると、2020年2月期の営業収益9億のうち、BCGが1.4億を支払っている。前期でみれば、6億円に対して1.2億円。つまり、売り上げの2割がBCGに依存しているのである。

BCGなどの大手コンサルが、新規事業、研究開発、営業等の情報収集のために、ビザスクを使ってコンサルを探しているので、コンサルの質は担保されていると言える。

働き方改革、副業解禁、定年廃止によるシニア人材活用、テレワークなど、日本の課題がいくつかあるものの、ビザスクはこれらの課題を解決できるものかもしれない。

運営会社情報

会社株式会社ビザスク
代表端羽 英子
資本金333,353,000円
設立年月2012年3月
会社URLhttps://visasq.co.jp/about
OKAMOTO KOSEI

OKAMOTO KOSEI

大学時代は遊び惚けて一浪、新卒の会社を8ヶ月で退職、その後はOcean Lightを立ち上げ、代表として数々の企業案件に対応しています。得意業界は医療/介護/IT系で、スタートアップ界隈のビジネスモデルを研究しています。

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