作成日:2025.01.09  /  最終更新日:2025.01.12

移住スカウトサービス「SMOUT」

SMOUTのお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 「移住に興味がある人が見るポータルサイト」で地域の魅力をPRできる
  • 地域に関心のある人に移住のスカウトメールを送れる
  • 地域そのものは知らない人に対して、「うちの地域ではやりたいことができますよ」と発信できる

SMOUTとは?

SMOUTは移住に興味のある人や地域とつながりたい人と、地域の人をマッチングするWebサービスである。

求職者が転職のスカウト媒体に登録するように、移住に興味のある人は自分のスキルや希望をSMOUTに登録する。
自治体や地域の人は登録者に向け、「うちのまちに移住しませんか?」という「スカウト」を送ったり、「こんな面白いプロジェクト(仕事)がありますよ」と募集できたりする。

ターゲットユーザ層

・移住を促進したい自治体
・都市圏に住む移住関心層

SMOUTの特徴・メリット

「いつかどこかに移住してみたい人」と出会える

「三大都市圏に住む若者(20歳代)の四人に一人が地方移住に関心がある」という国土交通省の2017年度の調査があります。

「いつかどこかに移住してみたい」とは、やりたいことが先で、場所が後という価値観です。
たとえば、

  • 毎日温泉に入りたい
  • 庭のある家に住みたい
  • 伸び伸びと子育てしたい

のような、抽象度です。

ユーザーの希望登録画面

ユーザーは、やりたいことを実現する手段として、移住も考えられるという温度感であるため、スカウトによって心が動くわけです。

SMOUTの費用・料金体系

ユーザーは利用無料。
自治体は月額課金+追加スカウトの従量課金。
同時に公開できるプロジェクト(募集する企画)や月に打てるスカウト上限数によるサブスクの松竹梅プランとなっている。

料金プラン

また、登録は誰もがユーザー(移住希望者)、地域の人(自治体など)どちらの立場でも行える。

 

SMOUTの利用の流れ

  • Step 01
    地域の人(スカウトしたい人)として登録する

  • Step 02
    プロジェクト(地域の仕事や企画)を作り、掲載する

  • Step 03
    ユーザーにスカウトを送る

  • Step 04
    スカウトにユーザーが応じると、チャットでやり取りができるようになる

SMOUTの導入事例

地域おこし協力隊の募集や、地域の旅館のスタッフ募集など、やはり移住と深いつながりのある仕事の求人募集が多数掲載

執筆者の所感

私は数年前、電話勧誘販売を行う事業に携わっていた。「インターネットの時代に電話?」と思っていたものだが、元々うっすらと興味のある状態から声をかけられたお客様は、電話口でも購入意思決定をされていたのである。

SMOUTはWantedlyに近いプラットフォーム媒体と言え、運営会社のカヤックも代表の著書のなかで本質的には出会い系のマッチングサービスと表現している。

つまり、人は興味が少しでもあることなら、(知らない人からでも)声をかけられたいという気持ちがあり、声をかけられると人は動くのである。

「うっすらとした興味」を解像度高く理解し、切り口を確立したマッチングサービスが、面白いサービスになるものだと感じた。

運営会社情報

会社株式会社カヤック
代表柳澤大輔
資本金900百万円
設立年月2005年1月
会社URLhttps://www.kayac.com/
とある起業家

とある起業家

株式会社MEKABUの代表 面白いサービスで起業し、世界を変えようとしている若者(若くはない)。インターネットとリアルの両方の事業運営の知見を元に、本当に困っている人の役に立つ事業を作りたい。

執筆者

トピックス

執筆者一覧