STARtedとは?
STARtedは、個人のアパレルブランド立ち上げを支援するサービス。 「IT×ファッション」の技術を組み合わせたSTARtedでは、個人が用意できる予算からブランドを立ち上げる事が可能。
コンセプトとアイデアをつめこんだイラストをアップロードすれば、服ができるので、自分のアイディア、コンセプトを服にしてみたい方は気軽にSTARtedを使ってブランドを立ち上げることができる。
「ファッションのpixiv」を目論む新進気鋭のスタートアップによるWebサービスだ。
ターゲットユーザ層
このサービスはオーダーメイドの服が作れるというコンセプトではなく、オリジナルブランドを作って販売できるというコンセプト。小ロットで服を生産し販売できるので、ファッションが好きでイラストができる人にお勧め。
STARtedの特徴・メリット
工場のネットワークを構築していることが特徴だ。400以上の提携工場を持っているらしい。
そのため、誰でもイラストだけで簡単に製品化し、ブランドを立ち上げることができる。
STARtedの費用・料金体系
生産
10万円~、15万円~の二つの料金設定になっている。 プランは作成する製品の種類によって自動的に決定されるので選択することができない。ボタン・ファスナー・ファーなど部品をつけたり、生地に刺しゅうを施したりする場合はオプションで1万円程度かかる。
販売
生産コストから自動的に産出された売価になるシステム。マージンは本生産まで完売した場合には販売価格の50%、完売する前に清算した場合には20%となる。
執筆者の所感
アパレルブランドを立ち上げるのには最低でも数百万必要だが、十万程度でオリジナルのブランドを立ち上げることができる面白いサービス。
販売価格は基本的に「STARted」側が決定するので、自分で価格の設定をすることができない。(特別プランで設定することはできる)
作成した服の所有権は依頼者ではなく運営側にあるとのことなので、今後トラブルが起こらないか少し心配。漫画系の読み放題サービスでも、漫画を作成するクリエイター側に所有権がないのと同じで、プラットフォーム運営側としては賢いやり方だと思われる。
「素人の方のやりたいことを実現可能な形に翻訳する役割」
これは、バンダースナッチ社を創業した藤井裕二氏の言葉である。
CAMPFIREは資金集めと製造を組み合わせたサービスを展開し、製品設計から販売までをサポートするSPAモデルの確立を目指べく同事業を取得した。
まさに最高のマッチングだ。
しかし..、
2018年末をもってサービス終了となった。
STARted上でブランドを立ち上げ運営していたブランドオーナーや、製造中のOEMプラン利用ユーザーには、サービス終了にあたっての製品の取扱いについて個別連絡されたらしい。
STARtedユーザーはその後どこに行ったのだろうか。
CAMPFIREのコーポレートサイト上には本件に関する情報が掲載されておらず、なぜ終了してしまったのか知りたい。
ぜひご連絡ください。
運営会社情報
会社 | 株式会社バンダースナッチ |
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代表 | 石田 言行 |
資本金 | 1540万円 |
設立年月 | 2011年10月 |