Chapters bookstoreとは?
本棚で手と手が重なり、出会ってしまう。
そんなロマンチックな出会いが現実にあるならば、なんて素晴らしいのか。
と思っていたら、そんなサービスがあるのだ。
Chapters bookstoreとは、「本のEC×オンラインマッチング」である。
毎月、運営が選定した4冊の本から、ユーザーが1冊を選んで受け取れる。そして同じ本を読んだ人とビデオチャットができる。このように、新しい本、新しい人との出会いを創出する面白いWebサービスだ。
ターゲットユーザ層
・本が好きな人
・相席屋の「偶然相席になってしまった」という演出なんて茶番だと思う人(笑)
Chapters bookstoreの特徴・メリット
厳選された新しい本との出会い
毎月、現役書店員を中心としたプロが 厳選した本のみが取り扱われる。ユーザーが毎月、4冊の本から1冊を選ぶ仕様になっているが、どれを選んでも失敗しないはずだ。ちなみに、本のタイトルと著者は隠されているので、選ぶのもドキドキ・ワクワクの体験になる。
同じ本を読んだ人との出会い
毎週オンラインイベントが開催され、同じ本を読んだ人同士が話せる。運営側でトークテーマが用意されており、安心だ。
Chapters bookstoreの費用・料金体系
2,310円/月または、6,380円/3ヶ月一括のサブスクとなっている。
本の料金や発送料が含まれる。
Chapters bookstoreの利用の流れ
- Step 01本を選ぶ
毎月のテーマに合わせて選書される4冊から1冊を選ぶ。
- Step 02ビデオチャットに参加する
運営主導で毎週、ユーザー同士のビデオチャットが組まれる。仲良くなれば連絡先を交換しマッチング。
Chapters bookstoreの導入事例
ビデオチャット→連絡先交換→リアルでの出会い→交際→同棲
が実現している事例があった。以下はインタビューの抜粋だ。
最初はたしかSNSのDMで1日1通程度やりとりをしていて、それがだんだんと楽しみになっていって。
彼女が東京に遊びに来るタイミングでデートに誘い、その後自分から愛知に行って告白をしました。
今の彼女に限らずなんですが、チャプターズはいわゆるマッチングアプリの当たり・ハズレが少ないと思います。いい意味で「普通の人」が多くて、安心して出会えます。
https://chapters.jp/blogs/?p=973
Chapters bookstoreの評判/クチコミ
「読書から始まる出会い」というサービスを通した提案が、しっかりとユーザーに届いていることがわかるクチコミである。
最近は夜寝る前に読書を。そういえば私は本が好きだったな、思い出させてもらった。
自分の好みと被る選書だけでなく、それ以外のジャンルや作家さんに手を伸ばすきっかけにもなっていて使いやすいです。
合理性や効率性が標準化されたからこそ、その逆を行く偶然性が明らかな価値を生み出している。
普通の道端ですれ違っても、恋愛に奥手な自分のようなタイプは、とてもじゃないけど話しかけられないタイプ。しかし本という共通点があるからこそ出会えた。
本好きが前提にあるので話しかける時に普段よりずっと気楽で楽しいです。
参照元:同社のnote
執筆者の所感
どんな本を読んでいるかというのは、結構思想が出るものだ。同様に、本を読んでどう感じるかというのは、その人のことがよくわかるきっかけになる。
運営のMISSION ROMANTIC社の森本代表は元電通のプランナーで、人の心を動かす仕事をしてきた。
このサービスは森本氏がジブリ映画『耳をすませば』を観て着想したらしい。心を動かす人の心が動いて登場したサービスだ。これからどう発展していくのか気になる。
以前紹介した「ヴィーガン婚活」は、「食」でのマッチングであった。
今回の「Chapters bookstore」は、「知」のマッチングであると言える。
このように、「本当に合う人同士」のマッチングは、まだまだAIではなく、人ならではの交流が必要なのではないだろうか。
運営会社情報
会社 | 株式会社MISSION ROMANTIC |
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代表 | 森本 萌乃 |
資本金 | 300,000円 |
設立年月 | 2019年2月 |
会社URL | https://www.missionromantic.com/company/ |