ユビーとは?
ユビーは、ユーザーがサイト上で症状を入力していくと、関連する病名を調べられるWebサービスである。
ユーザーは病名を絞り込んだうえで、適切な診療科を受診するのだ。
この「適切な診療科を受診する」というのが、これまでユーザー目線では意外と難しかった。
本当は内臓の病気なのに、腰が痛いから整形外科に行くといった患者は普通にいる
とは阿部代表のインタビューでの言葉である。
筆者にも実体験がある。嘘のような話だが、学生時代に部活で脚が痛くなり整形外科に行ったら内科を案内されたのだ。(確かインフルエンザによる関節痛だった)
体調が悪いことはわかっていても、どこに行けばいいのか、医師にどのように説明すればいいのかわからないことが多い。それを救うのがユビーである。
ユビーの特徴・メリット
ユーザーはアンケートに答えるだけで病名を絞り込める
アンケートには視覚的に回答できるものもあり、ユーザーとしては悩まず、病状を表現することができる。
またユビーは「病名」のSEOにも力を入れているようである。
ユーザーは病名を基点に、自身の症状がその病気なのかどうかを、手がかりを元に確かめることができる。
もちろん実際に医師の診察を受ける必要があるが、ユーザー自身が診察前に少しでも状況を把握できることは心強いだろう。
ユビーの費用・料金体系
検索は無料で利用できる。
検索結果の出力後に、医師がメールで質問に回答するサービスへの誘導も別途用意されている。そちらの利用は1回980円となっている。
ユビーの利用の流れ
- Step 01アンケートに回答する
- Step 02アカウントを作成する
Yahoo Japan IDやメールアドレスによるユーザー登録でのアカウント作成を案内される。 しかし作成せずに結果を確認することもできる。 ユーザー登録をした場合は病状の回答履歴が保存される。
- Step 03病院を探す
受診に適した近所のクリニックをそのまま調べられるようになっている。
ユビーの評判/クチコミ
動悸や息切れなどこれまで経験のない症状が長期間続き不安になり、インターネットで症状を調べていた時にユビーを知りました。その症状がどんな病名と関連しているかを調べることができ、結果、適した診療科を受診する手がかりになりました。夫も利用しており「体調がすぐれない時まずユビーで症状を調べてみる」「体調が悪い時、お互いの検索結果を共有し状況を伝え合う」が我が家では習慣になっています。
既に複数回利用しており、頭の痛みなど自分ではうまく表現できない部分をAIが質問でうまく言語化してくれ、症状をしっかり伝えられていると感じています。ある日、鼻に違和感を覚えユビーを利用した所「すぐ受診を検討したほうがいい」という病名が表示され、かかりつけ医を受診。その後紹介された大学病院で指定難病と診断されました。鼻の違和感は日常生活に大きな支障が出る程ではなかったので、ユビーの情報が受診する後押しになりました。
参照元:同社プレスリリース
執筆者の所感
どうしてあの時病院に行かなかったのかと、重篤化して後悔したり、最悪の場合には命を落としたりする方が大勢いる。
一方で多くの医療従事者は、早期に発見されていれば救えたはずの患者の死を、無念の思いで見届けている。
健康は自分のことながら、自分自身がしっかりとした知識を持てないものである。
ユビーはユーザー自らが調べ、簡単に情報にアクセスし、知識を得ることを助けるサービスである。
情報社会の未来は、知りたいと望んだすべての人が自然に知識を得られる世界であってほしいと私は考えている。ユビーはそんな未来につながるサービスだと思った。
運営会社情報
会社 | Ubie株式会社 |
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代表 | 阿部 吉倫 |
資本金 | 107億2000万円 |
設立年月 | 2017年5月 |
会社URL | https://ubie.life/ |