ポケットコンシェルジュとは?
ポケットコンシェルジュは、ハイクオリティのレストランのみと提携したワンランク上のレストラン予約サービス。急なキャンセルから出た空席のお知らせを受け取ったり、電話をかけずに簡単に正確にレストランを予約することが出来る。
東京・横浜の高級店が中心だったが、関西や九州の知る人ぞ知る隠れ家的な名店にまで提携レストランが広がりつつある。
ターゲットユーザ層
感度の高いグルメ上級者やエグゼクティブの人。このサービスを経由して予約するとレストランから特典が受けれるが、クーポンの提示等の必要がないので、スマートに振る舞いたい人にお勧め。
ポケットコンシェルジュの特徴・メリット
日本の高級飲食店を専門にしており、ミシュラン星付店など、国内のレストラン800店以上とのネットワークをもっているのが特徴だ。ユーザーはメールに対応していない店舗への予約やキャンセル、空席ができた際の通知を一気通貫で済ませることができる。高級店は「食べログ」や「ぐるなび」なんかで予約を取らないので、ポケットコンシェルジュが唯一のWebから予約できる入口となっているところも多そうだ。
ちなみに、「食べログ」や「ぐるなび」で予約を取らない高級店はなぜポケットコンシェルジュとは提携するのか?
それは、創業者の戸門氏が元料理人の起業家であるからだ。
立ち上げた当時、日本の高級レストランは海外では有名なOpen Tableなどの予約サービスにはまだほとんど掲載されていなかった。レストラン側もまた、外国人顧客との言語や当日キャンセルという問題を抱えていた。
戸門氏は自身の人脈を活かし、高級レストランの料理人をうまくプラットフォームへ呼び込んでいくことができたことで、ポケットコンシェルジュは唯一無二のポジションを確立した。
ポケットコンシェルジュの費用・料金体系
クレジットカードでの決済手数料、紹介制・会員制のお店を予約する場合は月額980円
ポケットコンシェルジュの利用の流れ
- Step 01レストランに行きたい日付を選択し、空き状況を確認
- Step 02人数、時間、座席など詳細を選択して予約
- Step 03クレジットカードで決済
ポケットコンシェルジュの導入事例
ポケットコンシェルジュからしか予約できない高級店が多数。2016年と少し古い情報だが、当時ポケットコンシェルジュで取り扱っていた店舗の半分以上はそうだっだようだ。たとえば菊川の名店「新日本料理おぶね」は、カウンター席の予約をポケットコンシェルジュか直接電話でのみ受け付けている
執筆者の所感
ポケットコンシェルジュを運営する株式会社ポケットコンシェルジュは、2019年にアメリカン・エキスプレス(AMEX)社の完全子会社になった。同社が持つ日本国内の800以上の高級レストランとのネットワークを活用し、アメックス会員に対するダイニングサービスを強化するのが、AMEX社の狙いだ。
Coral Capitalが500 Startups Japanを立ち上げて最初に投資した会社でもあり、センセーショナルな出来事として紹介されている。
参照元:Coral Capital
ポケットコンシェルジュは2019年以前にはダイナースクラブとも協業していた。取得したAMEX社としては「ライバルに渡さないぞ」ということなのだろう。
しのぎを削るクレジット国際ブランド間で奪い合われるなんて、羨ましいサービスとも言える。
運営会社情報
会社 | 株式会社ポケットコンシェルジュ |
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代表 | 池田 博之 |
資本金 | 770,195,400円 |
設立年月 | 2011年4月 |
会社URL | https://www.pocket-concierge.jp/company-profile |