電源カフェとは?
電源やWiFiを使える場所(店舗やコワーキングスペース)を探せるWebサービス。
駅名を軸に検索できる。
ユーザーが電源を使えるカフェを見つけたり、店舗が新たに電源席を設置したときには、フォームから掲載依頼できる。
ターゲットユーザ層
・出先でスマホやPCを充電したい人
・WiFiを使って作業したい人
・新しい切り口で集客したい飲食店
電源カフェの特徴・メリット
出先でPCを開いて仕事をしたいときはある。ネットカフェを探して入るほどでもなく、「ちょっとランチやカフェのついでに」くらいで良い。そんなときには便利だ。
店舗側も電源やWiFiをフックに集客ができる。新たな顧客接点が作れるのだ。
電源カフェの費用・料金体系
店舗は無料で情報掲載できる。
「特集記事広告」「独占バナー広告」などの有料広告メニューも用意されているようだ。
また月額課金型で、サイト内の優先表示や店舗のITツール活用に関する支援を行うコンサルティングのサービスも提供されている。
電源カフェの利用の流れ
- Step 01駅名や地図から検索
- Step 02気になった店舗の詳細を確認
- Step 03来店する
電源カフェの導入事例
店舗としては、最初は電源目的の来店でも、そこからリピーターになることを期待して導入されているようだ。
以下は電源やWiFiを設置し、電源カフェに掲載した場合にどれくらいの集客効果があるのかを示したシミュレーションである。
エリア | 月間PV | 想定来店数 | 想定売上 |
---|---|---|---|
渋谷 | 9,650 | 約135人 | 約135,000円 |
錦糸町・名古屋 | 1,818 | 約25人 | 約25,000円 |
五反田・仙台 | 1,172 | 約16人 | 約16,000円 |
横浜 | 7,584 | 約106人 | 約106,000円 |
二俣川 | 193 | 約3人 | 約3,300円 |
海老名・福岡 | 1,066 | 約15人 | 約15,000円 |
本厚木・札幌 | 776 | 約11人 | 約11,000円 |
静岡 | 803 | 約11人 | 約11,000円 |
銀座 | 2,548 | 約36人 | 約36,000円 |
有楽町・梅田 | 2,853 | 約40人 | 約40,000円 |
執筆者の所感
電源カフェは、国内最大級の「お店で充電したいニーズを持っているユーザー」を、コロナ影響下の2020年6月時点でも月間約12万人抱える、グルメ視点とは違った性質を持つ“サードプレイスを求めるユーザーから支持されている検索サービス”である。店舗集客の新たな切り口となる独自性を持つ。
一方で、店舗側はあまり注文せずに長時間居座る客への対応についても考えないといけない。(そういった客を一定集めてしまうサービスとも言えるため)
客単価を上げるなど、集客に閉じない打ち手を考える余地もあるだろう。
料理や立地などは制約があるが、こういった工夫で新たな切り口を生み出し、店舗集客につなげるWebサービスは今後もウォッチしていきたい。
運営会社情報
会社 | 電源カフェ株式会社 |
---|---|
代表 | 林大勇 |
資本金 | 3,201,600円 |
設立年月 | 2018年12月 |
会社URL | https://dengencafe.com/ |