OutputStockとは?
会社単位・組織単位で読書記録を管理できるブクログ的なサービス。
読書に限った話ではないが、インプットしたらアウトプットして初めて”学び”としての意味を持つ為、得た学びを深めるためには他者からのフィードバックが必須である。また、会社が持っている本や読むべき本にアクセスしやすくすることも読書による教育研修が効率化には必要となる。
蔵書管理や読書記録を残すサービスとしては、ブクログや読書メーターがあるが、既存のサービスはあくまでも個人向けサービスであり、組織単位での記録管理には向いていないことが多い。課題図書を提示してアウトプットをさせた場合、従業員が他の従業員のアウトプットに触れるには更に時間もかかり面倒である。
その中で、OutputStockはどのような特徴があるか、本記事では解説していく。
ターゲットユーザ層
読書のアウトプットを組織内に蓄積したい方や学びをチーム全体で活かしたい方。社員研修等に有効活用したい方など。
OutputStockの特徴・メリット
教育効果の向上の為の5つの機能
- 蔵書管理する機能
- 課題図書を提示する機能
- 読書記録を投稿する機能
- 組織内の他者の読書記録を閲覧する機能
- 読書記録にコメントする機能
読書レポートとそれに対するフィードバックという、教育担当者と従業員の1:1のコミュニケーションに加えて、他の従業員のレポートを読むことが可能である。それに対するコメントも出来る。従業員同士のコミュニケーションが発生するため、読書による教育効果が高まることが期待される。
参照元:組織で使える読書アウトプット管理サービス 「OutputStock」をリリースいたしました
アウトプットでより円滑なコミュニケーション
アウトプット登録と同時に組織内のメンバー全員に共有が可能である。他のメンバーのアウトプットに触れることで、新たな学び・気付きを得られる共に、自身のインプットへと繋がることが期待される。
各アウトプットに対して組織内メンバーであれば、誰でもコメントを付けることが出来る。アウトプットを起点としたコミュニケーションが発生することで、読書による学び・気付きがより深まることが期待できる大きな強みである。
そして組織内のアウトプットをタイムライン形式で見ることも可能。特定のメンバーが登録したアウトプットの一覧表示や特定の書籍に付いているアウトプットの一覧表示もすることができる。管理ユーザーは管理画面からメンバー毎のアウトプット状況を確認でき、各メンバーのアウトプットにアクセスしやすくすることで読書に通した社員教育・社員研修をスムーズに管理も出来る点は非常に便利である。
OutputStockの費用・料金体系
今後有料化の予定はあるが、現在は無料にて利用することができる。
法人向けプラン | 非営利組織向けプラン | |
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特徴 | 会社単位や部署単位等、法人でご利用いただくことが可能 | 読書会や読書サークルでご利用いただくことが可能 |
初期導入費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 0円 | 0円 |
OutputStockの利用の流れ
- Step 01会員登録
新規登録画面より、社名または団体名・メールアドレス・パスワードを入力し、会員登録を行う。
- Step 02オススメの本を登録
タイトルからの検索結果、またはISBNを使ってオススメの本の登録を行う。
- Step 03メンバーユーザーの招待・承認
メンバーにしたい方のメールアドレスを登録を行うと招待メールが送信される。招待メールに記載されているURLをクリックするとログインが可能になる。
執筆者の所感
思いがけない発想の倉庫
インターネット全盛期の現代でも、『良書を通じた学習は最も速くて安い勉強法の一つである』これは大きな事実である。社長や上司、また教育研修などに関して、影響を受けた本を読むことで、会社の考え方や方向性もなども共有しやすい。
例として本を読んで共感し、周りに伝えるときには伝えられる人は、自分の価値観の中での判断をし、それを共有してしまう傾向にある事が多い。読書記録のコメントを読むことで他人との感性や捉え方を知ることで、思いがけない発見が得られる事が多いのではないだろうか。知識、意識、言語で理解をすり合わせることが出来たら、素晴らしいコミュニケーションの発展につながる可能性を大いに秘めている。
管理という意識の違い
懸念として考えられる点は、メンバー毎のアウトプット状況が確認できる点だ。これはよくも悪くも管理をされているという意識の問題である。管理者側としては、メンバー毎の状況を知ることで、読書に通した社員教育・社員研修をスムーズに管理することが可能である。
その一方、メンバー毎の理解速度に関しての焦りや管理されていることに対して、負担を感じてしまうのではないかという点である。しかし、また逆の視点で考えれば、管理をしているからこそフォローをできる箇所がわかるというメリットにもつながる。
無料という名の最高コスパ
現状は無料で使用が可能である。料金が0円で活用できる点は、何事にもかえがたい点である。今後有料サービズになる予定はあるそうだが、その際どういった料金体系になるかは、現状定かではない。しかしそこまで大きな金額ではないことが予想される。そのため従業員の人数が多ければ多い程、費用がかかる事になってしまうが、数百円程度あればそこまで金額も高くはならないことが予想される。ブクログや読書メーターとはまた少し違った、様々な側面を見れる点があり今後のサービスに期待をしている。
運営会社情報
会社 | 株式会社Swandive |
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代表 | 吉村恭輔 |
設立年月 | 2019年5月 |
会社URL | https://swandive.co.jp/ |