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テレワークとは在宅勤務のこと
テレワークとは、社員をオフィスに出社させずに、ITツールを活用して遠隔で仕事をしてもらうことで、リモートワークと呼ぶ場合もありますが、どちらも同じ意味合いです。
自宅だけでなく、コワーキングスペースやカフェ等で仕事をする場合も、テレワークにあたりますが、所謂リモートワークとは「在宅勤務」として自宅で仕事をしてもらうことを指します。
2018年に働き方改革関連法が成立し、ワークライフバランスの実現/少子高齢化・人口減少時代における労働力人口の確保/地域の活性化などを図るため、テレワークが推奨されるようになりました。
昨今、コロナウィルスの影響で、満員電車や会社での集団接触を防ぐため、時差出勤や在宅勤務が推奨され、一気にテレワークの知名度が上がりました。また直近では首都封鎖(ロックダウン)の現実味が帯びてきており、緊急事態宣言が出されるかどうかの瀬戸際となっています。
この記事では会社経営者が、テレワークに切り替えていくべきかどうか迷っている方に向けて、メリットとデメリット、成功事例と失敗事例、運用する場合のツール等の紹介をしています。
テレワークのメリット
離職率の低下が期待できる
従業員の結婚や出産、親の介護などで生活環境が変わる場合、会社を退職せざるを得なくなる場合があります。従業員だけの都合だけでなく、会社が移転する際にアクセスが悪くなり退職に繋がる場合もあります。
テレワークで在宅勤務に切り替えることができるようになれば、出社する必要がなかったり、従業員の生活環境に応じて仕事を依頼できるため、離職率の低下が期待できます。
労働生産性の向上が期待できる
在宅勤務することになるため、雑談や空中戦のような長時間の会議もなくなるため、個人の業務に集中することができて生産性の向上が期待できます。
テレワークのデメリット
職種によっては在宅では難しい
電話対応がメインのカスタマーサポート、テレアポがメインだったり、営業訪問しないようなインバウンド型の営業担当、社内の機密情報を扱う部署などは難しいと言えるでしょう。
エンジニア、プログラマー、デザイナーなどのリアルの場でコミュニケーションをあまり取る必要がなく、成果物が目に見えやすい職種は向いていると言えます。
自宅での環境/セキュリティ問題
PCが支給されるような会社や、エンジニアのような方であれば問題ないですが、業種によっては営業マンはPCを持っていないケースがあり、PCがあってもネット回線がないケースがあります。
設備・環境以外にも、個人情報や社内の機密情報を扱う場合はセキュリティ問題にも気を付ける必要があります。社内のパソコンをリモートで操作してテレワークを実現するケースがありますが、セキュリティ上のリスクが多々あるので、かなり慎重に検討すべきです。
また、社内のファイルにアクセスするため、Googleドライブやドロップボックスなどのオンラインでファイル共有を行うツールを活用するケースがありますが、同様にセキュリティには細心の注意を払う必要があります。