チラCEOとは?
「チラCEO」とは、決裁者または社長に、直接チラシを手渡しして説明してもらえる法人営業代行サービス。
同社が運営するインタビューサイト「オンリーストーリー」で、毎日1社以上の会社へ取材をしており、その際にチラシを渡して商材内容を説明してくれる。
取材先の会社が興味を持ってくれたら、見込み客と商談をすることができる、というメリットがあり、現在、契約企業様は100社を超え、5000を超える決裁者商談を実現してきた実績がある。
ターゲットユーザ層
・法人営業に悩んでいる企業
・アポの獲得数を増やしたい企業
・自社で営業部隊を抱えていない企業
チラCEOの特徴・メリット
チラCEOを活用する会社のメリット
決裁者・社長に絞って、自社の商材をチラシにして営業代行をし、商談の場を設けてくれる。アポを獲得するまでのフローを全て代行してくれるため、手間なく新規開拓ができる。
チラCEOを活用する会社のデメリット
初期+月額費用が掛かる点と、商談の場がどれくらい確保できるかは不明慮という点が挙げられる。
取材される会社のメリット
創業時の葛藤から現在、未来の展望など、ストーリー記事をインタビューサイト「オンリーストーリー」へ、取材してもらった内容を掲載してもらえる。
「オンリーストーリー」は単なるインタビューサイトではなく、ログイン機能を持ったSNSサイトの側面を持ち、他社の社長(累計1500社)と繋がることができる。
取材される会社のデメリット
取材される会社は、チラCEO利用企業の中から、3社と商談をする必要がある。その会社は取材される会社の方で選定可能だが、決裁者または社長が商談に対応する必要があるというものだ。
商材の購入は必須ではないようだが、3社と商談の場を設けるということは、それなりの時間を割くことになるので、新しい出会いが生まれる可能性もあるが、無駄に時間を割いてしまうリスクがある。
チラCEOの費用・料金体系
スタータープラン
初期10万、月額9万
チラシ配布のみ
スタンダードプラン
初期20万、月額15万
チラシ配布、月一訪問、月一報告
プレミアムプラン
初期40万、月額30万
最優先紹介、チラシ作成、ターゲット選定
スタータープラン利用:配布先企業数が24社で商談が4社、1決裁者アポ単価22,250円
執筆者の所感
同社のビジネスモデルを図解すると下記のようなイメージとなる。
インタビューメディアは記事数は集めやすい(インタビューされたい企業が多い)ものの、マネタイズがしづらい、という特徴がある。メディアの媒体力が強い状態であれば、取材先に掲載費用を徴収することもできるが、そうすると記事数が確保できないというデメリットがある。
同社は、取材時に会員企業の商材を紹介する、ということによりマネタイズ化をしており、発想としては非常に面白い試みとなっている。ただ月額費用が最低でも9万円とのことなので、一般的な営業代行会社と比較すると安いが、ビジネスマッチングサービス系と比較すると、高い印象を受ける。(比較ビズは月額1.5万円)
取材先の企業はチラCEOの会員企業のなかから契約する義務はないものの、3社と商談をする必要があるが、取材先のモチベーション(検討度合い)がどれくらいか非常に気になるところ。紹介先から選ぶ仕組みは紹介元がお金を貰っているため、中立性・公平性に欠けるという側面がある。
また違う業界の話しになるが、税理士紹介系のサービスは、税理士が紹介会社に支払う費用分を見積もりに上乗せしているケースが多いため、直接契約する際と比べて費用が高額になるリスクがある。
法人営業代行系のサービスは、法人営業リストへメール配信ができるメールDMや、FAX配信ができるFAXDMなどがあるが、どれもクレームのリスクがあり、そこまで流行っている印象を受けない。この分野でチラCEOがどれくらいのシェアを握るのか、注視していきたいところ。
運営会社情報
会社 | 株式会社オンリーストーリー |
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代表 | 平野 哲也 |
会社URL | https://onlystory.co.jp |