作成日:2019.05.28  /  最終更新日:2025.06.19
fitom (フィットム)はサービス終了しました

【終了】試着をシェアするという新しいお買い物体験「fitom(フィットム)」

fitom (フィットム)のお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 店舗に行かなくても試着してる写真で商品のイメージがつきやすい
  • 試着して写真を取るだけでお得に買い物ができる
  • 気になるアイテムを管理できる

fitom (フィットム)とは?

フィットムは、試着して欲しい人と試着してあげる人を繋げるマッチングアプリである。

ここ数年。百貨店に入っているどのアパレル企業も自社のECや楽天やzozoなどのモールECに掲載を行なっているケースがほとんどである。
だが、サイトに載っている写真の多くは着用しているところではなくアイテムのみとなっており、消費者は実際に体に合わせたシルエットがわからない。
届いた商品に対してイメージとの乖離が起きることも多い。

そんなミスマッチを防ぐため、気になるアイテムを別の人に着てもらいその写真を共有してもらうことでイメージしやすくなる。
試着を写真に撮ってシェアしてくれるユーザーへはポイント付与することにより、お買い物をお得にできるという仕組みになっている。

ターゲットユーザ層

試着する側のニーズ
・職場が繁華街
・ウィンドウショッピング好き
・よく店舗で服を買う
・服を買うときは必ず試着する
・お得に買い物したい

試着してもらいたいニーズ
・地方で店舗がない
・忙しくて店舗へ買い物に行けない
・人のスナップ写真を見るのが好き
・店舗での試着が苦手

fitom (フィットム)の特徴・メリット

どちらのニーズも満たしている

CtoCのビジネスモデルに置いてもっとも重要な要素の一つがお互いに利益を得るような設計であることだ。今回の場合だと投稿する側のメリットとしては買い物する流れが
店舗→選択→試着→気に入ったものを購入
となると試着自体はいつもの行動の一つであるため大きな抵抗感がない。また、写真をシェアすることもインスタをはじめとして文化として根付いているため容易に実施が可能となる。これにシェアするだけでお得に買い物ができるポイントという価値を提供しているので労力に対しての利益効率が非常によい。

次に、シェアされた写真がユーザーに対して価値を提供できるかと言う点だが、ここについても一定のニーズが見込める。
と言うのも地理的な問題で近くに実店舗がなく試着ができないユーザーは一定数いることと、近くにあったとしても人の多いところで服を着替えることに不安を感じるユーザーも一定の割合存在する。

また、アイテムをスタイルが良いモデルが試着するのではなく、一般人が試着することで、より自分に合わせた時のイメージがしやすい。この身近さが価値となる。

参加ブランドが大手

参照元:https://www.fitom.jp/

fitom (フィットム)の費用・料金体系

・利用者無料
・投稿者ポイントがもらえて500ポイントから利用可能

fitom (フィットム)の導入事例

2019年のリリース時点で17ブランドが参加していた。ユーザー数は公開されていないが、

2018年9月から11月にかけてテストマーケティングを実施し、週間アクティブユーザー率が継続的に向上し、中盤以降は安定的に60%を超えるという良好な結果を得ていたhttps://www.nikkei.com/article/DGXLRSP504098_R00C19A3000000/

と発表されている。

執筆者の所感

博報堂・シグマクシス・ユナイテッドアローズが合弁会社を立ち上げて事業をスタートしたfitomの目論見は、次のように示されている。

店舗を活用した新たなアパレル製品のデジタルショッピングモデルとして、店舗におけるユーザーの試着体験の共有(具体的には、試着画像とコメント等をデータ化しコンテンツとして共有すること)やユーザー双方向でのコミュニケーション機能を有するアプリケーションを提供することで、当該アプリを利用するアパレル企業各社の EC 売上増大および参加ユーザーのニーズに最適化したマーケティングプロモーションを行う顧客参加型のデジタルプラットフォームの開発および運営。

2019年末までは更新されていたようだが、現在サイトは閉鎖されている。
おそらくコロナの影響もありPoC段階でサービス終了となってしまったのではないかなと思う。

fitom (フィットム)はサービス終了しました

運営会社情報

会社株式会社fitom
代表安藤 望
資本金1.5億円
設立年月2019年3月
会社URLhttps://www.fitom.jp/about/
とある起業家

とある起業家

株式会社MEKABUの代表 面白いサービスで起業し、世界を変えようとしている若者(若くはない)。インターネットとリアルの両方の事業運営の知見を元に、本当に困っている人の役に立つ事業を作りたい。

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