STORES(ストアーズ)とは?
STORES(ストアーズ)はサイト制作の知識がない素人でも簡単に本格的なネットショップを作れるサービス。メールとパスワード登録のみで利用を開始できるので、SNSのように気軽に始められる。
登録完了後は「サイトのデザイン」や「販売商品の登録」など、開設フローに従って進めるだけで本格的なネットショップを作成・公開できる。ストアーズでは毎月10,000を超えるネットショップが開設されている。
ターゲットユーザ層
基本的に無料でネットショップを持てるので、個人間取引レベルの人にお勧め。オープンソース型(EC-cubeやWordpressなど)は難しくてわからない、ショッピングモールは初期費用や月額費用が高いと悩んでいる人にお勧めしたい。
STORES(ストアーズ)の特徴・メリット
テンプレートを選んで簡単カスタマイズ
ネットショップに限らずWebページを作成するにはサイトのデザインやレイアウトを考える必要がある。この部分は自力で作り込むと、時間と手間がかかる。
STORES(ストアーズ)ではあらかじめ用意された48種類のテンプレートから、自分好みのデザインを選び、レイアウトや背景色をカスタマイズする。カスタマイズも用意された素材から選ぶだけなので簡単。サイト制作の知識はいらず、時間もかからない。
商品掲載は登録フォームに入力するだけ
STORES(ストアーズ)に販売したい商品を掲載する方法は簡単。商品登録フォームからアイテム名、価格、画像、紹介文、在庫数など必要な情報を入力するだけでよい。入力後、自動的に登録した商品がサイトに掲載される。
自分好みに各種機能を設定できる
STORES(ストアーズ)ではサイトの用途に合わせて様々な機能を簡単に設定できる。送料や決済方法などネットショップ開設に必要な基本的な設定や、機能拡張など詳細な設定が可能。詳細設定には「発送完了メール」や「在庫数表示機能」など、サイトの利便性を高める機能が揃っている。それぞれ、設定後も簡単に変更できるので、実験的に利用して最適化を図ることも。
基本設定
ストア説明 | フォームにテキストを入力すると、自動的にABOUTページが作成される。サイトコンセプトのページを簡単に作成可能。 |
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特定商取引に関する表記 | ネットショップの運営で義務化されている特定商取引に関する表記を簡単に作成できる。テンプレート文章をそのまま利用も可。 |
ストアの決済方法 | 決済方法を設定する。クレジットカード、コンビニ決済、PayPal、銀行振込、キャリア決済、楽天ペイから自由に選択。 |
送料設定 | 送料を自由に設定できる。国内と海外で別々に設定可能。 |
詳細機能
ボタン設置 | ブログなどいろいろなWebページに載せられる、商品ページのリンク(ショップボタン)を作成できる。サイズ・カラーなどデザインのカスタマイズも可能。 |
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購入オプション設定 | ギフトラッピングや領収書同封など購入オプションの有無を設定できる。 |
発送完了メール | 商品購入者に自動で送られる発送完了メールの有無を設定できる。 |
在庫数表示機能 | 在庫数が残り3点以下になると、自動的に在庫数が表示される機能。人気商品のアピールにもつながる。 |
会員機能 | 自分のストア訪問者に会員登録をしてもらう機能。会員限定商品など購入者のリピーター化を狙った施策が打てる。 |
フリーワード検索機能 | 設定するとサイト上に検索ファームが設置される。商品数が多い場合など、検索フォームを設置することでスムーズに商品を見つけてもらえる。 |
ハッシュタグ機能 | SNSのようにハッシュタグをつけて商品を分類する機能。ハッシュタグをつけることで関連商品に誘導しやすくなる。 |
上記以外にもSTORES(ストアーズ)には様々な機能が用意されており、自由に追加できる。機能を追加する際、ワンクリックで「ON・OFF」を切り替えられるので、試したいものが見つかればすぐに利用できる。
顧客管理機能でリピーター化を促進
顧客管理機能では顧客ごとに、過去のオーダーや問い合わせを一覧で確認できる。
詳細画面に顧客の特徴や好みをメモに残すことができる。
メールマガジン連携で購買スタイルに合わせたアプローチが可能
顧客リストを「購入金額」「会員/ゲスト」「購入回数」など好きな条件で絞りこんでメールマガジンを送信できる。
優良顧客へのコミュニケーション、リピーター施策、オフラインイベントの招待など、顧客リストを有効に活用できる。「クーポン付きメールマガジン」を送信することも可能。
売上規模の大きいサイトは「スタンダードプラン」がオススメ
STORES(ストアーズ)は利用開始時点では「フリープラン」で始まるが、毎月の売り上げが安定しており、サイト集客に力を入れたい場合「スタンダードプラン」の切り替えが推奨されている。
「スタンダードプラン」は売り上げ金額が安定しているサイトのために用意されたプラン。フリープランと違い、月額費用が1980円必要だが、決済手数料がフリープランよりも低くなる。そのため、月額費用が15万円を超えるサイトは「スタンダードプラン」に切り替えたほうが月のランニングコストが安くなる。
また、独自ドメインやアクセス解析などスタンダードプランだけの機能が利用できるので、集客にフォーカスした本格的なサイト運用が可能になる。
スタンダードプラン限定の機能
独自ドメインに変更 | フリープランの場合、サイトURLの末尾に「stores.jp」がつくが、スタンダードプランにすれば短く・覚えやすいURLに変更できる。 |
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代引き・Amazon Pay決済設定 | 7種の決済方法に加えて、「代引き」と「Amazon Pay」を設定できる |
決済手段カスタマイズ | 9つの決済手段を、自由にON・OFF(切り替え)できる。 |
アクセス解析機能 | サイトに訪れる訪問者や滞在時間など、簡単なサイトのアクセス解析が可能。 |
STORESロゴ非表示 | ショップ下部に表示されているSTORESのロゴを非表示にできる |
「スピードキャッシュ」で売り上げ翌日の振り込みが可能
ネットショップの売上は通常、月末締め翌月末払いだが、「スピードキャッシュ」を利用すれば売上翌日の振込が可能になる。
利用するには申請が必要で、2ヵ月以上の利用と、毎月の売り上げ額1万以上のサイトが対象。急な仕入れ資金が必要な場合や、すぐに現金を手に入れたい方にオススメのサービス。
ただし、通常の決済手数料に加えて「スピードキャッシュ手数料」が発生する。
プラン | スピードキャッシュ手数料 |
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フリープラン | 3.5% |
スタンダードプラン | 1.5% |
STORES(ストアーズ)の費用・料金体系
フリープランとスタンダードプランそれぞれの料金は以下の通り。商品が購入された際、売り上げ金額の「3.6% or 5.0%」が決済手数料としてSTORES(ストアーズ)に支払われる。(税別での記載)
プラン | 月額料金 | 決済手数料 |
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フリープラン | 0円 | 5.0% |
スタンダードプラン | 1,980円 | 3.6% |
執筆者の所感
コロナウイルスの影響で、店舗販売が難しくなりネットショップの需要が高くなっている。特に小売店やアパレルショップではオンライン販売への移行は喫緊の問題となっている。
しかし、売り上げが落ち込み、従業員の人件費やテナント料が容赦なくキャッシュを削っていく状況で、ECサイト構築を初期費用が数十万かかる制作会社に依頼するのは、現実的ではない。
そんな危機に直面しているオーナーにおすすめなのが今回紹介したSTORES(ストアーズ)だ。初期費用0円で利用できるので、サイト構築をWeb制作会社に外注するよりも、圧倒的にコストを抑えることができる。しかもスタンダードプランは機能が充実しており、充分本格的なサイトを目指せる。
似たサービスにBASEがあるが、BASEでは登録時に、名前・事業所住所の提出が義務付けられており、敷居が高い印象がある。その点STORESでは時間をかけずにネットショップを開設できるので今すぐネットショップを開設したい方STORESを利用してみてはいかがだろうか。
運営会社情報
会社 | 株式会社ブラケット |
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代表 | 光本 勇介 |
設立年月 | 2008年10月 |