Jtasとは?
Jtas(ジェイタス)とはホテル客室の清掃DXプラットフォームである。
客室清掃の現場では、ホテルと清掃会社の間で紙と電話による非効率的なコミュニケーションが日々発生している。Jtasは清掃指示書の作成をデジタル化することを基点に、客室清掃のアナログな現場の変革を目指している。
多くのホテルは客室清掃の大部分を外部の清掃会社に委託しているが、客室清掃手順や品質基準の統一や、効率的な人員配置など、清掃の指示を出す側の担当者の負担は大きい。Jtasは清掃員(クリーナー)ごとの清掃所要時間や清掃不備をレポーティングできるのだ。そこからペーパーレスでの情報共有が行える。
ターゲットユーザ層
ホテル経営者
Jtasの特徴・メリット
ホテルから清掃会社に対する清掃の指示や報告の受け取り、忘れ物対応などを電話や紙などのアナログな手段をデジタル化できる。
具体的には清掃予定管理や忘れ物管理、清掃する部屋の情報共有など。
クリーナーが客室内で発見した忘れ物の写真を1枚撮影するだけで、発見した客室の部屋番号に紐づく形で自動的に忘れ物に関する情報がテキスト入力・登録される機能も導入された。
客室清掃の現場には日本語入力が苦手な外国人の方や、デジタル機器の扱いが苦手な高齢者の方も多い。彼らの業務を助けてサービスの品質を向上するとともに、ホテルに泊まるゲスト視点でも忘れ物がきちんと報告されて安心を届けられるだろう。
Jtasの費用・料金体系
導入の流れから考えると、完全オーダーメイドとなるか。
Jtasの利用の流れ
- Step 01導入ヒアリング
相談の経緯や課題についてのヒアリングを受ける
- Step 02現場見学
実際に客室清掃現場を見学し、業務フローをふまえた提案を受ける
- Step 03利用開始
システム利用だけでなく、清掃請負とセットのサービスも受けられる
Jtasの導入事例
同サービスは大手ホテルやビジネスホテルチェーンなどで急速に広まっており、「開始以降3年間で解約率は0%」だという。
https://newspicks.com/news/11144966/
執筆者の所感
片山代表は学生時代に民泊向け清掃サービスで起業している。「マーケットが伸びていて」かつ「売上がすぐに立ちやすく」「資金がなくても始められる事業」として目をつけたとブログで書いている。現場知見を元にしたデジタル化による効率化・高付加価値化を進め今に至る。民泊は6万室だが、ホテルは100万室のマーケットであり、これからの展開が楽しみた。
運営会社情報
会社 | 株式会社Edeyans |
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代表 | 片山 裕之 |
資本金 | 1億円 |
設立年月 | 2018年6月 |
会社URL | https://corporate.edeyans.com/ |