すむたす買取とは?
「すむたす買取」はテクノロジーの力を使って高速売買を可能とした不動産買い取りサービスである。これまでの中古物件売買といえば、売り出してから価格が決定するまで平均1~2週間程度、また売れるまで平均3ヶ月から半年程期間がかかり、時間も手間も取られるのが通例だった。
すむたす買取では、「かんたんに素早く物件を売却したい」という不動産オーナーのニーズに応えるために、一連の物件売買において仲介を挟まず、AIなど最新テクノロジーを駆使してオンラインで査定を行うことで、最短で約1時間で買取価格を提示し、実質最短2日で売却契約と現金入金までを行う。
すむたす買取の特徴・メリット
すむたす買取の特徴は、Webを通じて郵便番号、マンション名、広さ、間取り、部屋の階数という5つの情報を入力するだけで、マンションの買い取り額を表示することだ。しかもこの買い取り額は参考価格ではなく、実際にこの表示価格で買い取りを行う。
家を売る場合、通常は仲介会社を選ぶところから始める。複数の仲介会社に依頼し、話をして物件を見てもらい、販売金額を決めていく。しかし、仲介会社を決めて売り出しても、最初に決めた金額で売れるとは限らない。なかなか売れなければ、価格を下げて再び売りに出すが、買いたいという人がいても、普通は物件を見てから購入を決める。
そのため、週末などに家の中を買い手候補に案内し、しかも実際に購入が決まるのは10回に1回というのが普通だ。半年から1年かかってしまう理由は、こんな流れで販売が進むからだ。すむたす買取では、1時間程度で買い取り価格を提示することで、売却までの時間を大幅に削減することに成功した。
裏側にあるのは、不動産データを元に機械学習によって価格を提示する仕組みだ。過去数十年分の取引データを元に、似た物件がいくらで取引されているかをチェックする取引事例比較法と、現在マーケットに出ている競合物件の情報の両方を使って価格を算出している。
すむたす買取の費用・料金体系
不動産仲介会社を通さず、査定から買取までを一貫して行うため、仲介手数料は無料。
提示する買い取り価格が、実勢価格から10%〜20%低い。その差額が、すむたすの利益となるビジネスモデル。
執筆者の所感
現在、不動産売買における中古住宅の比率は、欧米が80%以上を超える中、日本国内では15%に留まっている。また、近年の人口減少により空き家が年々増加し、日本全体としての社会問題になっている。
このような状況の中、日本政府は2025年までに中古住宅市場全体を4兆円から8兆円規模へ倍増させるという定量目標を掲げ、税制などの制度整備を進め
ている。こうした中で、海外での中古不動産流通においては、仲介会社を一切挟まず物件の売買を行うビジネスモデルがすでに存在し実績がでている。
そのような直接買取再販モデルを行う企業は「iBuyer」と呼ばれており、アメリカのiBuyer企業のうちの1つであるOpenDoor社は、未上場にして時価総額が1,000億円を超えており、ユニコーン企業の1社として知られている。すむたすでは、日本で先駆けてiBuyerのモデルを取り入れ、新しいカタチの不動産会社を目指しているという。
運営会社情報
会社 | 株式会社すむたす |
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代表 | 角 高広 |
資本金 | 不明 |
設立年月 | 2018年1月 |
会社URL | https://sumutasu.jp/about |