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BLAZEとは
ビジョンにあふれた企業・スタートアップと、これからの日本を牽引するチャレンジングなメンバーとが交流する、ピッチナイトで毎月1回程度のペースで、永田町で開催されている。スタートアップ企業以外にも毎回ゲストスピーカーとして著名な方を招いてる。今回のイベントでは、TokyoOtakuModeの小高さんが登壇された。
こちらの内容も下記の記事にまとめている。
今回のスタートアップの登壇者は、人材領域1社と訪日外国人向けの宿泊サービス2社となっておりどの事業もユニークでこれから盛り上がりを見せそうな領域だった。また、このイベントの魅力はこの登壇者たちとネットワーキングの時間を使い交流できる点である。
私もこの機会より、プレゼンの内容で気になった点や業界の動向などについて質問を行なったりした。このように相互にとって価値あるイベントになっているのがBLAZEの特徴である。
日本最大級のデイワークアプリワクラク
代表:谷口怜央さんのプロフィール
若干19歳の起業家として周囲を沸かせた彼は、中学2年生に下半身付随やアフリカへの渡航など様々な経験から自らのビジョンとして「見て見ぬふりをしない」を3年前に掲げITビジネスと出会い起業に至る。
起業とした理由は、ビジョンとして上げた「見て見ぬふりをしない」の実現するためには他人への配慮をするためには「余裕」が必要だと考え余裕を生み出せる会社の必要性を感じたためである。
ワクラクとは
一日単位の仕事を提供するサービスである。
仕事の掲載数は月間4,000件で登録者数は6万人以上とデイワークアプリの中では最大級となっている。
アプリの使い方
1.仕事に応募
2.働きに行く
3.給与の振込申請
ワクラクのメリット
ワクラクでは、応募から実際に働くまでのインターバルが圧倒的に少ないことが特徴である。これはアプリ内で雇用契約書を発行ができるため求職者はこれに同意することだけで即日働くことが可能となる。これにより求職者と企業側の両方は書類審査や面接の工数を削減することができる。
また、働いたのちに採用企業側が実際に働いたユーザーがどうだったのかを評価する仕組みとなっているためユーザーの質を一定担保することができる。
まとめ
・一日単位で働ける
・シフトを組まなくて良い
・給与をすぐに受け取れる
ターゲット層
【性別比】
男性・・・・70%
女性・・・・30%
【属性】
大学生・・・・50%
主婦/フリーター/副業・・・・50%
80%が同じ店舗へリピートをする
今後の展開
現状は、ワクラクではBPO、OEMの様な形でtoB向けのシステム提供も行なっている。これによりワクラクには多種多様なワークの掲載が可能となっている。そうすると働くユーザーの領域も広がることが予想できる。
そして、これらの多様なユーザーの働いたユーザーデータはワクラクに蓄積されていき、このデータによってユーザーがどの様な仕事のスキルを持っているかどの様な実績があるのかを担保することができる。このデーターを使って最適なマッチングシステムの構築が期待できる。
現代版下宿サービスHomii
代表:洪 英高さんのプロフィール
同志社大学経済学部。第3期文部科学省トビタテの奨学生としてアメリカへ2年留学。
留学中の2016年11月に留学相談ができるシステムをオンラインで提供するサービス「diverseas」をリリース。その後、2018年1月よりサッカー日本代表で知られる本田圭佑が代表を務めるKSK ANGEL FUNDより出資を受けたことを契機に株式会社ダイバーシーズを設立。
事業立ち上げ理由
洪さんは、在日韓国人ということで「おまえ日本人ちゃうやろ、日本から出ていけ、死ね」などと周りに言われるなどの痛烈な体験をする。韓国語は話せずネイティブに日本語を話しているにも関わらず韓国人として扱われ壁を作る日本に対して違和感を感じたそう。
そんな中、アメリカに留学に行った時に国籍はどうでもよくと感じさせる様な環境で自分の価値観をアップデートさせる体験となり人生が豊かになった。この原体験を世界の色んな人に体験して欲しく「【混ぜる暮らし】で、世界をもっと豊かになる」をビジョンとして事業を立ち上げた。
Homiiとは
日本で住環境探しをしているゲスト(外国人)と部屋の一室を貸し出したいホストをマッチさせるプラットフォーム。
日本では、住環境を探している外国人には言語の壁をはじめとして敷金礼金の慣習や外国人への審査が厳しく落ちてしまうなどの課題がある。また、民泊/ホームステイの仕組みとしては、法律の規制や報酬面に対してはボランティア要素が多くホスト側が負担しているなどが課題として挙げられる。
この課題を「現代版下宿」というコンセプトで解決する。
Homiiメリット
ゲストに対しては、敷金礼金を不要とし1か月の短期契約ができ尚且つ家具付きで住みやすい。
ホストに対しては、届け出が不要で180日制限ない。また、管理・清掃の手間もかからずに謝礼を受け取ることができて手軽。
今後の展開
ゲスト側の利用で外国人だけではなく日本人にも利用される様にセグメントを拡大を行なっていく。つまり、自分の家があるにも関わらず人の家に泊まりに行けるようなサービスへと展開していく。
これは、例えば高齢者が娘や息子がいなくなり孤独によるボケが発症することがある。これを出て行った部屋を大学生などに貸し出すことによりゲストとホスト側でこコミュニケーションを取れるような環境にすることで相互的に利益を生み出すことができるようなサービスを目指す。
お寺に革命を!!お寺ステイ
代表:佐藤真衣さんのプロフィール
岩盤浴やホットヨガなどを施工工事する会社を12年経営。100カ所以上の納品実績を持ち営業開拓と新規事業開拓を得意とする。
お寺との接点として、宿泊を選択できないかとお寺ステイを立ち上げた。
お寺ステイとは
お寺に泊まる宿坊を体験できる体験予約サイトである。
そもそも宿坊とは寺院を訪れた僧侶や参拝社の心身を清める宿泊施設のことを指す。
お寺は全国に7万5000程あるが、その内10,000以上のお寺に住職がいない状態となっている。そのため運営の継続が難しく廃業寸前のお寺が数多く存在する。この課題を解決するためにお寺に泊まる宿坊を予約できるサービスを立ち上げた。
また、お寺の水回りなどの一部をリノベーションし、お寺に一般の人でも泊りやすい環境を提供している。
宿坊とは寺院を訪れた僧侶や参拝社の心身を清める宿泊施設のことをいう。
お寺ステイの強み
①優良なお寺との出会い
お寺には独特の習慣があり、関係がローカルとなっている。そのため優良なお寺との接触が難しいのだがお寺ステイでは3年に及ぶナレッジより勘所を掴むことができ流ようになった。
②お寺との契約(パートナシップ)
こちらも独特な習慣より、ビジネス領域でのパートナーシップを結ぶことが非常に難しい。基本的には直営のみに絞りこれまでの知見と自社の予約サイトからの誘導により再建を可能とする。
今後の展開
【市場規模】
神社仏閣へ訪れたい訪日外国人の比率:40%
神社仏閣宿坊の潜在的市場規模:約1600億円
神社仏閣宿坊への宿泊+体験の潜在的市場規模:約2100億円
参照元:じゃらんサーチセンター調査結果
この市場に対して現在
宿泊(直営)3カ所
体験(パートナー)22カ所
から会社の資本強化により営業を強化を行い
宿泊(直営)10カ所
体験(パートナー)100カ所まで展開を進めて行く。