作成日:2021.01.03  /  最終更新日:2021.01.03

RPAツールを徹底解説!自社に最適なツールの選び方とは?

ARAKAKI TAKATO

ARAKAKI TAKATO

「そもそもRPAが何かあまり良く理解できていない」「RPAや業務自動化という言葉は知っていてある程度イメージはできるが、費用対効果など詳しく導入のメリットがあるのか理解できていない」「RPAは知っているが、似たようなツールが多く、どのようなツールが自社に最適かが判断できていない」という問題を抱えている方に対して、本記事では、RPAツールの特徴や価格、それぞれのツールの違いや導入するメリットデメリット、あるいはそもそもRPAとは?という内容について詳しく解説していく。

目次

RPAについて

ここでは、まずRPAとは何か?ということについて少し解説する。

そもそもRPAとは

RPAとは、「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、主にデスクワーカーがPC上で行っていた作業(定型業務)をロボットによって代替、自動化することである。ロボットというと、Pepper(ペッパー)のような人型ロボットで実際に目の前の存在するロボットだと思われる方もいるかもしれないが、ここでいうロボットとは、PCやサーバー常に存在するソフトウェア(ロボット)のことである。

RPAの市場規模

RPA市場規模

参照元:週刊BCN

矢野経済研究所が12月7日に発表した調査では、RPAの2020年度における国内市場規模は、531億6000万円(前年対比+26.6%)になり、2023年度には868億円に拡大するとのことである。RPAに関しては実はこれからが拡大フェーズと考えられており、これまではブームのような期間で、情報感度の高い企業や企業規模、資金力などがある大手企業を中心に導入が進んでいるが、中小零細企業にはまだまだ拡がってない状況がある。

また、コロナをきっかけに多くの業界でIT化、最近だとDX化が加速しており、直近は手元資金の事情もあり投資ができなかった企業も、今後そのようなデジタル領域への投資は積極的に行っていくと考えられている。

RPAで自動化できる業務

ここでは、実際にPRAがどのような業務を自動化できるのかをイメージいただくために、少し例を用いて解説する。

RPAの立ち位置

その前に少し、RPAというツールとしての立ち位置をイメージいただきたい。RPAの特徴は、「誰でも習得が容易である」「比較的動きが早く、修正などに対する対応も柔軟である」ということが挙げられる。例えるならば、人が行う事務作業が徒歩、システム開発による設計が新幹線だとすると、RPAは自動車のようなイメージであり、立ち位置である。

つまり、人が行う事務作業よりも「より早くより正確に」作業を行うことが可能であり、一般的なシステム開発ほど大掛かりなものではないため、一からプログラミングを学ぶ必要もなく、「誰でも容易に、一度作った仕組みの修正なども柔軟かつスピーディーに」行うことが可能である。

自動化できる具体的な業務例

例えば、以下のような業務はRPAによって自動化が可能な類の作業である。

  • 給与や勤怠、交通費などの集計
  • 資材や消耗品などの受発注
  • 見積もり、伝票、納品書、作業報告書などの作成、定期報告
  • 入金記録や在庫記録の消し込み
  • 各種問い合わせ対応
  • 各種対応の自動アラート

このような形で、基本的にはPC上で行われている定型業務、いわゆるルーティーン業務などの単純作業のほとんどはRPAでの自動化が可能である。

RPA導入の流れ

RPA導入にあたり、以下それぞれの段階を円滑に進めてく必要がり、そのためには「まず小さい規模で始める」「都度こまめに見直す」「使える業務範囲でいかす」ことが重要である。

  • Step01
    導入フェーズ:2ヶ月程度

    RPAを導入する対象業務の洗い出し及び選定を行い、その業務に対する導入可能性の簡易評価を行い、対象業務の業務量、業務プロセスを可視化し、導入に伴う投資対効果の見積もりなどを実施する。自動化を検討している業務フローと現在の人員配置やそれぞれの役割とシステムなどの情報を把握、整理する。

  • Step02
    初期フェーズ:3ヶ月程度

    検討や見積もりなどのシミュレーション結果の内容をもとに、対象となる一部業務で小規模な実運用を開始する。RPAによる業務処理を定期的にモニタリングし、効率化の具合を評価・分析し、その結果をもとにより効果的な設定へ変更するというような修正も随時行う。

  • Step03
    拡大フェーズ:1ヶ月~3ヶ月程度

    ロボットが処理する業務の割合を増やしていき、自動化の対象業務の領域を拡大していく。単一部門部署での運用から徐々に社内全体への活用に踏み切るなどの取り組みも検討可能。

これからのことを踏まえた上で、自社に合うツールを複数検討し、無料トライアルなどを経て導入する流れが理想である。

RPAに対するQ&A

Q:自社でどのような業務が効率化できるかどうかイメージが湧かない

RPA化できるか否かの判断は「PC上での作業であるかどうか」「その作業には何かしらのルール(フロー)が存在しているか」という2点のみ。この2点を満たしている場合にはRPA化できる可能性が極めて高いと考えらる。

Q:なんとなく難しそうだけど、使いこなせるのか

RPAはプログラミングのような特別な技術は必要なく、エクセルが使いこなせる素養があれば誰でも使用できるレベル感のものである。

Q:小さい規模の会社、少ない業務量でも効果があるのか

使用するツールの金額にもよるが、おおよそ社員数が20名程度在籍していれば、十分費用対効果は期待できるものであり、作業を減らすことだけの効果ではなく、作業が減ったことで新たな付加価値活動を行うことができ、それにより生み出されるプラスの効果も期待できる。

王道RPAツール5選

RPAシェアNo.1、NTTが提供する純国産RPAツール「WinActor」

WinActor

参照元:NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT) HP

製品情報

RPAツールのシェアがNo.1であり、金融、物流、小売など様々な分野で累計5,500社の導入実績がある。現場でも簡単に操作ができるようにわかりやすい設計になっており、直感的に業務の手順を「シナリオ」として記憶させる開発が可能である。

SalesforceなどのクラウドサービスとのAPI連携や別途OCRツールを用いたテキストデータの入力作業の自動化なども可能であり、複数の機能と連動させての業務自動化が可能である。サーバー型、クラウド型があり、1台のコンピュータから利用が可能でそこから大規模導入への拡張も可能であるため、幅広い層にマッチはしているが、比較的大規模事業者向けという印象がある。

機能

・ドラッグ&ドロップ、クリック操作でシナリオなどの編集が可能
・Officeからスクラッチ開発の独自システムまで小規模から大規模導入まで幅広く対応が可能
・認定制度のある全国販売代理店による導入までの丁寧なサポート体制

価格(メーカー希望小売価格)

フル機能版:75,000円/月、908,000円/年額(1ライセンス)
実行版:20,000円/月、248,000円/年額(1ライセンス)

独立系一部上場企業のRPAホールディングが提供する「BizRobo!」

BizRobo!

参照元:RPAテクノロジー HP

製品情報

金融、証券、メーカーなど1,560社、100,000ロボット超の開発・運用実績とノウハウを有する。RPAの先駆者的存在として約10年分の成功・失敗事例をもとにしたナレッジがある。RPA製品だけでも5つほどのラインナップがあり、動画やセミナーなどで学べる体制や有償での研修も行っており、サポート体制も整っている。

機能

・バックグラウンド型により、1ライセンスに無数のデジタルレイバーの稼働が可能
・機械学習機能を搭載しているため、様々な画面の対応が可能
・BizRobo! ユーザー会を定期開催しており、ユーザーのリアルな意見交換が可能

価格(メーカー希望小売価格)

BizRobo! mini:90万/年額(1アカウント)
BizRobo! Lite:初期費用20万、120万円~180万円/年額(実行帯域)
BizRobo! Basic:720万/年額(1ライセンス)
BizRobo! DX Cloud:初期費用20万、240万円/年額、従量課金0.1円/アクション
B!aaS:4万/月額+従量課金、オプション機能1万〜4万/環境

グローバルリーディングカンパニーが提供する「UiPath」

uipath

参照元:UiPath HP

製品情報

ルーマニアから世界に展開するグローバル企業が提供しており、世界で750,000超のユーザーが利用している。UiPathは、RPAをプラットフォームとして提供しており、計画、開発から管理、実行、協働、測定まで一貫したサービスサポートを実施している。

機能

・「UiPath Studio」ドラッグ&ドロップで編集が可能であり、共同作業も可能
・UiPath Orchestrator」様々なソリューションとの提携が可能かつコンプライアンスと安全性の維持が可能
・「UiPath Robot」自動化にAIを組み込むことが可能であり、作業を高速かつ正確に実施可能

価格(メーカー希望小売価格)

UiPath Studio:35万~60万円程度/年額
UiPath Orchestrator:250万円程度/年額
UiPath Robot:15万~75万円程度/年額
※販売代理店、ライセンス使用人数により若干価格が異なる

世界90カ国で利用されるRPAツール「Automation Anywhere」

Automation Anywhere

参照元:Automation Anywhere HP

製品情報

世界90カ国以上で利用されているRPAのプラットフォームであり、数1,000単位でbotを展開する実績がある。高度な文書処理機能では、通常人間が手作業で行わなければならないプロセスの80%が完全に自動化可能である。

機能

・・直ぐに利用が可能なBotが500ほど用意されており、迅速なスケジューリングが可能
・金融機関レベルのセキュリティ体制と一元管理機能があり設計段階から安全性が担保されている
・AI拡張型のRPAであり、自動的なBotの作成、データの洗い出しが可能

価格(メーカー希望小売価格)

小企業およびチーム向け:7万円程度(750USD) /月額、93万程度(9,000USD)
中企業・大企業向け:要問い合わせ
※小企業はクラウドのみ、中企業・大企業はクラウドまたはサーバー

グローバルシェアNo.1RPAツール「Blue Prism」

Blue Prism

参照元:Blue Prism HP

製品情報

Googleクラウド、IBMクラウド、AWS、Microsoft Azureの認定アーキテクチャを唯一提供できるRPAベンダーであり、主にエンタープライズ向けにサービスを提供しており、高度なセキュリティ機能も有しており、金融、医療などの領域でも安全に利用が可能である。

機能

・エンタープライズレベルの運用管理機能、監査機能、セキュリティ機能
・AIテクノロジーを活用したエンタープライズレベルのプラットフォーム
・RPAとAIの連携により、感情分析の抽出などデジタルワークスの強化が可能

価格(メーカー希望小売価格)

138万円/年(サポート込)

RPAツールの比較・紹介(デスクトップ型)

デスクトップ型は、一台のコンピュータで完結する業務を自動化するRPAのことである。膨大な量のデータを扱う作業や複数のコンピュータを必要とする作業には適していないが、スモールスタートで社員1人で管理ができるのが特徴である。そのため、小規模事業者向けである。

圧倒的な使いやすさとコスパを実現した「Robo-Pat」

Robo-Pat

参照元:FCEプロセス&テクノロジー HP

製品情報

アプリやブラウザなどのネットに繋がずに使用できるため、専門知識がない初心者の方でも圧倒的に使いやすい操作性を実現。1ヶ月単位での契約が可能であり、無料トライアルも可能であるため、失敗を防げる。

機能

・システム、アプリケーション問わず、技術者を必要としない圧倒的な簡易性
・ロボ作成者の育成やトライアル中のロボ作成のサポート体制がある
・1ヶ月単位での契約、1ヶ月3アカウントまでの無料トライアルが可能

価格

フル機能版:12万円/月(1ライセンス)
実行専用版:4万円/月(1ライセンス)
※販売代理店によって若干料金が異なる

現場主義型のRPAツール「RaQubo」

RaQubo

参照元:RaQubo 公式HP

製品情報

使い手目線にこだわった現場担当者が使いやすい簡単設計、誰でも使いこなせる圧倒的なUI設計により、専門知識を必要としない現場主義が特徴。導入前後の充実したサポートによりRPA導入にありがちな失敗例を防ぐことが可能なツール。

機能

・シンプルなUI設計、使いやすい画面設定で短期間の開発者育成が可能
・ログ機能、スケジュール機能、権限管理機能など充実した機能がある
・導入前の無償POC支援や導入後のトレーニング、相談窓口対応などの充実したサポート体制

価格

ベーシック:初期費用20万、5万/月額
プロ:初期費用20万、8万/月額
エキスパート:初期費用20万、20万/月額
プレミアム:初期費用20万、15万/月額

ビジネスレベルの機能を無料提供する「WorkFusion」

参照元:workfusion HP

製品情報

AIを基盤としたエンタープライズ向けのRPAツールを提供しており、設立から10年と日が浅いが既に業界のリーダー的存在である。使える機能にも限りもあるも無料で使えるのが特徴的である。

機能

・OCR、予測分析、機械学習などが組み込まれた統合プラットフォームを提供
・ドラッグ&ドロップで充実した機能と簡単な操作性を実現
・ビジネスレベルの機能を無料で利用できるコストパフォーマンス

価格

基本無料
※機能オプションに多少の課金あり

RPAツールの比較・紹介(サーバー型)

サーバー型は、自社のサーバー内に導入し、サーバー上で業務を自動化するRPAのことである。他のRPAと比べて費用がかなり高いものの、サーバー内で大量のデータなども横断的に一括管理し、業務の自動化も実現できるため、部門部署ごとの情報や作業の連携や同時進行が必要な業務の自動化に適している。そのため、大規模事業者向けである。

世界38拠点、グローバル企業の利用実績が豊富なRPAツール「Pega」

参照元:Pega 公式HP

製品情報

元はソフトウェア開発企業であり、グローバルの先進的企業が利用するRPAツールの提供もしており、Eメールボット、ワークフォースインテリジェンスなどの豊富な機能でBPMS機能との連携が可能。

機能

・ワークフォース インテリジェントを活用
・BPMS機能と連携が可能
・ボット活用による業務効率性の改善が可能

価格

要問い合わせ

低価格で汎用性・自由度が高い自動化ツール「パトロールロボコン」

パトロールロボコン

参照元:パトロールロボコン 公式HP

製品情報

純国産で大規模な設計は不要なシンプルな操作で低リスクで低価格な自動化ツール。他社ツールと異なり、直接的にOSを制御するため、汎用性・自由度が高く構築、導入、運用までの操作の簡易性が高い。

機能

・マウス、キーボード操作、画像認識力が高い
・監視運用ソリューションとの連携が可能であり、より高度な監視運用が可能
・50以上の種類からプログラム生成が可能

価格

監視対象台数10〜50:ライセンス料50万、33万6,000円/年額
監視対象台数30〜150:ライセンス料120万、97万2,000円/年額
監視対象台数50〜250:ライセンス料200万、150万/年額
監視対象台数100〜500:ライセンス料400万、240万/年額

独自のアルゴリズムを有する米ベリントシステムズ社が提供するRPAツール「Verint」

Verint

参照元:Verint 公式HP

製品情報

コンサルティング業務を主としている米ベリントシステムズ社が提供しているRPAツールであり、業務の完全自動化だけではなく、部分的な自動化も提供することで人手が必要となる作業に対しても効率化できるようにしている。

機能

・画像認識と文字認識(OCR)を組み合わせた独自のアルゴリズム
・業務量の急な変動にも対応が可能
・コールセンター向けの業務プロセス分析のサービスも提供

価格

要問い合わせ

RPAツールの比較・紹介(クラウド型)

近年、多くの企業がクラウドソフト、クラウドサーバーを利用しているのを背景に増えてきているのがクラウド型である。その背景の通り、クラウドサーバ上のRPAのため、Webブラウザ上で行う業務を自動化するツールである。そのため、独自サーバーやソフトウェアのインストールなどが不要であり、インターネット環境があれば即座に始めることができ、ソフトウェアも常に最新状態で利用できる特徴がある。

グッドデザイン賞を受賞した国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」

参照元:BizteX cobit HP

製品情報

2018年にグッドデザイン賞を受賞しているクラウドRPAであり、クラウドでサービスを提供しているため柔軟かつ圧倒的なサービス改善速度での対応が可能で、申し込みから最短翌日から利用が可能である。

機能

・タイマー機能やエラー通知機能などの日を追うごとに充実する機能が多数
・無料トライアル期間に加えて圧倒的な低コストなプラン
・営業、人事、経理、マーケティングなど様々な部署で利便性高く操作可能

価格

エントリープラン:10万/月額
スタンダードプラン:20万/月額
プロフェッショナルプラン:30万/月額

既存業務を止めない自動化プラットフォーム「Robotic Crowd」

Robotic Crowd

参照元:Robotic Crowd HP

製品情報

クラウド型であるため、サーバーや端末へのインストールが不要であり、Chromeの拡張機能としても利用でき、申し込みからすぐに利用が可能である。チャットサポートサービスもあり、導入前支援はもちろん運用時の困りごとにも対応する。

機能

・ドラッグ&ドロップで初心者にもわかりやすいUI設計
・クラウド型であるため、PCを占有せず同時に他部署での利用が可能
・チャットサポートによる相談窓口も随時利用可能

価格

15万/月額
※オプション機能によって多少料金が異なる

ドキュメント管理を自動化するツール「SPA」

参照元:SPA 公式HP

製品情報

単なるPC上の自動化だけではなく、未だに紙ベースで存在する文書をデータ管理し、その読み取り確認、仕分け管理を自動化する。文書プレビューや共有が可能になり、企業間の商取引をスムーズに行うことをサポートしている。

機能

・4つのAI OCRエンジンによりあらゆる文書の読み取りが可能
・プレビュー機能により読み込んだ文書の確認、修正が可能
・運用ログデータを活用して、作業粒度や帳票毎の認識率の可視化が可能

価格

SPA Cloud:初期費用30万円
※管理ユーザー数やパワーユーザー数に、その他オプション機能により従量課金あり

RPA導入のメリット・デメリット

ここでは、RPAのメリット・デメリットについて少し解説していく。ほとんどメリットしかないRPAではあるが、想定リスク、準備不足によるリスクも多少あるため、そのあたりのデメリットも把握した上で導入を検討していただきたい。

メリット

オフィス業務の自動化・効率化

RPAはオフィスでの主にPC業務の代替が可能であり、初心者でも簡単に業務の効率化・自動化が実現可能。

生産性の向上

従来は人間にしかできなかったオフィス業務をRPAに代替させることにより、人間は他の業務に時間を割いたり、より付加価値の高い仕事に時間を利用できるため、 生産性の向上が期待でき、そこから新たなビジネスを推進する機会も生まれる。

人的ミスの防止

人間が行う作業は、どうしても意図せずミスが起こってしまうことがあるが、RPAは一度記録した作業を正確に再現するため、人的ミスを防止できる。また、人間のように働く時間が一定程度決まっていたり、その中で集中力が途切れて精度が下がってしまったりすることもあるが、RPAは同じ速度・精度で稼働し続けることが可能。

コスト削減

人間であれば数時間、数日かかる作業も、RPAであれば数分で済むこともある。またRPAは稼働する時間や曜日は関係なくいつでも作業が可能であり、人の代わりに365日24時間稼働できるため、人件費の削減にも繋がる。

自在不足の解消

人間がしなくてもよい、本来する必要がない定型業務(作業)を自動化し、より効率的に業務ができるため、少数でも最大限の付加価値生産活動が可能。

デメリット

システム障害時に作業が停止する

RPAは自社のサーバーやシステムと連動して作業を行っているため、そこに何かしらの不具合が起きれば当然RPAにも支障をきたすことになり、日々自動で行っていた作業、自動配信や自動更新のような日々のルーティーンが滞り、その際は人手が余計にかかる。

業務のブラックボックス化

RPAは通常人が行っている作業をシナリオを作成することで自動的にその作業を代替しているが、そのシナリオを作成した人が部署異動や退職などでその担当から外れた場合には、その業務自体の元々のフローを把握している人がいなくなるため、業務の引き継ぎや定期的なシステムなどのメンテナンス時には多少現場に負荷がかかる可能性がある。

RPA導入・運営上の注意点

RPAの活用で失敗してしまう場合のほとんどは「準備不足」によるものである。導入前後の体制をしっかり整え、最適なRPAを効率的に運用できるようにしていきたい。

RPAを使う業務範囲を正しく把握する

RPAは幅広い業務に対応できるとはいえ、人間が手作業した方が向いている業務もあるため、その見極めが重要となる。RPAの効果を高めるには、ここまではRPAに任せる、ここからは手作業で行うと線引きをする必要がある。

導入時の社内体制をしっかり構築する

業務変更などにより、システムの動作が変更された際にうまく対応できないことがある。そのため導入したら終わりではなく、業務変更の際はRPAの設定も修正し、誤作動を起こさないような体制を築くことが大切である。

機能・コストが自社に合うツールかを適切に選定する

RPAと一言で表現しても、その種類は多数あり、汎用型のRPAもあれば特化型のRPAもあるため、自社に必要な機能を持つRPAの適切な選定が必要。各ツールにはメリットやデメリットがあるため、必要のない機能があると無駄になってしまい不要なコストが発生するため、自社にマッチするツール選定が重要。

総括

今回、今ではほとんどの方が聞いたことがあるであろうRPA、業務自動化についてみていったが、改めて非常に多くの同様のサービスがあることに驚いた。導入する側にとっては、どれが自社に1番最適なのだろうかと頭を悩ませることもあるかもしれないが、基本的にはまずは無料トライアルができ、簡易的なものから小さく始められるのであれば一定実績のある企業であれば問題ないと考えている。

昨今、RPAに限らず似たようなサービスは世にあふれており、それを一つ一つ比較検討する時間を捻出することもなかなか難しいと思うので、まずは最低限のレベルで無理なく進めることをおすすめする。

ARAKAKI TAKATO

ARAKAKI TAKATO

小中高は野球漬けの毎日。高校卒業後は教員になることを考え浪人をし大学に進学するも、ご縁があり民間企業に就職。社会人としてはベンチャー企業にて中堅・中小企業の経営者向けコンサル営業。新規開拓営業メインで年約200名の経営者と対峙している。

執筆者

トピックス

執筆者一覧

開発の相談はこちら