Gozalとは?
Gozalは起業や会社経営を応援するクラウドソーシングサービス。法務や税務などのバックオフィス業務をWeb上で簡単に相談、依頼ができる。1クリックで100社以上の専門家に無料チャット相談、お見積もりの募集、業務の依頼を行う事ができる。
ターゲットユーザ層
仕事を依頼する側は専門業務を面倒だと思っている方や、知識がなく敷居が高いと感じている方。仕事をする士業側は紹介サイトや他マッチングサイトとは違い、現時点では完全無料でサービスを利用できるので、費用を掛けず新規顧客を開拓したい人にお勧め。仕事を依頼してきた人とクラウド上で完結するか、対面でやり取りするかを選択することができる。
Gozalの費用・料金体系
現時点では、双方完全無料で利用することができ、エクスロー(信頼の置ける第三者を仲介させて担保する)形式を取っていない。
これは弁護士や司法書士に対して、業務仲介をし第三者が手数料報酬を得ることが法律で禁じられているからだ。 この件を踏まえてマネタイズについては、thebridgeで以下のように回答している。
今年の4月からは、士業事務所から広告料という形で料金を頂戴し、その事務所の受付ページ、リッチコンテンツを提供していきます。この形なら問題は生じません。
また、例えば、投資契約書の基礎知識など、バックオフィス業務について士業の先生方にレクチャーしてもらい、その内容を動画の有料コンテンツとして配信します。そのほか、契約書類、登記申請書類など、100種類以上のフォーマットを自動生成できる機能を有料で提供する予定です。
http://thebridge.jp/2015/03/gozal-releases-matching-platform
一般的なクラウドソーシングは仕事を受ける側への入金時に、手数料を徴収している。 そのため、このビジネスモデルを採用してしまうと、業務仲介をし第三者が手数料報酬 を得ていることになり法律違反となる。それを避けるために広告料という名目でのマネタイズを図るということになる。
税理士紹介サイトのような所は紹介料を徴収しており、マッチングサイトは掲載料を徴収しているのが一般的なので、普通のマッチングサイトとの差別化が図れないような気がするが…。(しかも完全にクラウドで完結するわけではないので)
この業界は一件の成約手数料が高額なため、競合が非常に多い。リスティングで検索連動型広告を出すにしても1キーワードのCPCが1000円を超えると言われている。そんな中、今後どれだけ知名度を上げ、士業の掲載数を増やし、仕事の依頼を増やせるのか気になるところ。
執筆者の所感
このサービスは士業と中小企業やスタートアップを結ぶマッチング・サービスとして、2014年8月にローンチしたサービス。
もともとは依頼したい専門家(士業)を探し、直接相談できるという形式をとっていたが、依頼できるバックオフィス業務を多岐に増やせば増やすほど、依頼する側のユーザにとっては、どの専門家に依頼したらいいのかがわからなくなってしまった。
そのため2015年3月18日より、質問や相談を投稿することで、全国の専門家から見積りや提案を受けれる機能を追加した。
運営会社情報
会社 | BEC Inc. |
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代表 | 高谷 元悠 |
設立年月 | 2014年1月 |