SPACERとは?
SPACERは、スマホで鍵のやりとりができるスマートロッカーサービスである。従来のコインロッカーはハードな鍵では、紛失の恐れがありますし鍵は一つしかユーザーは使えないため何らかのアクシデントにより鍵を持っているユーザーがロッカーを開けることができずに一緒に入れていた友人が迷惑することも考えられます。
最近では、レシート形式でQRコードを発行しロッカーを開けるような仕組みになっているものもあったりします。この場合だと遠方にいる友人にQRコードを写真にとり送ることでロッカーを開けることが可能です。ですが、それはQRコードを写真に撮っている場合に限ります。もし写真に撮っておらず他のレシートと一緒に捨てるということがあった場合、スタッフを呼ばなければならない事態になります。
そのようなロッカーの課題を解決したのがSPACERです。
利用方法は簡単
1.アプリやwebを使い空いてるSPACERを見つける
2.鍵を閉めたいSPACERの番号をタップ
3.鍵(共有URL)が生成される
4.鍵を使い物を取り出す
ターゲットユーザ層
ハンドフリーで買い物をしたい人は勿論、地方就活生、宅配受け取り、匿名受け渡しなどかなり幅広い用途にて仕様ができる。
また、企業側も場所を貸し出し、有効活用するケースと展開している事業形態と組み合わせて活用しているケースも存在する。
例えば、下の動画のようにクリーニング屋の受け渡し場所として活用も考えられる。
SPACERの特徴・メリット
ロッカーを使って様々ことに応用できる
SPACERは、その仕組み上、物をしまうという基本的なロッカーの機能に鍵をスマホ経由でいつでもどこでも誰にでも渡すことが可能なのであるこれを利用して本来のコインロッカーの仕様方法である自分の荷物を自分で取り出す方法以外に様々な活用方法ができるのだ。
例えば
24時間での受け渡し
→クリーニング屋では、通常営業時間でしか受け渡しを行なっていないが事前にSPACERに入れておいて下さいと事前に連絡さえしていれば24時間いつでもクリーニングの受け渡しが可能となり忙しくて帰りが遅いサラリーマンも活用できるようになる。
近接匿名取引
→最近ではメルカリをはじめとしているC2Cのフリマアプリの利用も一般的となった。そんな個人間で取引が盛んになり、ジモティーなど場所の問題が発生してくるサービスも出てきました。宅配を使うまでもない距離での匿名取引などにも鍵がURLなのでアプリに付いているチャット機能だけでやりとりを完結させることが可能である。
イベントやゲームなどに
昔流行ったゲームにこんなものはなかったでしょうか。ある日机を開けると手紙が入っており後ろの棚の辞典の250ページを見ろと書いており見ると次に教卓の中のチョークケースを見ろとそうすると次にまた手紙が入っていて謎を解きながらゴールを目指すアレです。アレを広大な都内にて実施することが可能ですw
SPACERの費用・料金体系
最初の2時間は無料
その後6時間ごとに240円が発生るような料金体系
執筆者の所感
上記で述べているように従来のコインランドリーでは鍵というハードの部分がその役割を多く制限しておりSPACERがユーザーにとっての役割を多様化させました。だが、それはSPACERの優位性の一部にすぎないと私は考えております。コインロッカーの本当の課題は稼働率にあると私は思っています。
先づ最初の問題はコインロッカーでは基本的に現金での支払いがメインとなっております。そのため誰かがコインロッカーに集金しに回らなければならないため人的リソースが必要となります。
その次は、ロッカーの実利用数です。私は、ロッカーの中には必ず物を入れて放置してしまっている箇所がいくつもあると考えており、古い携帯のコインロッカーではそれをコンピューターなどで一括管理できていないのではないかと考えております。そうなるとユーザーにとってもコインロッカーを提供している側も機会損失となってしまいます。なのでスマホでやりとりができるSPACERはこの情報を一元管理しさらに地域に密着した活用方法で事業を展開して行くことができると考えられます。
運営会社情報
会社 | 株式会社SPACER |
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代表 | 田中 章仁 |
資本金 | 不明 |
設立年月 | 2016年12月 |
会社URL | http://company.spacer.co.jp/#company |