作成日:2019.03.31  /  最終更新日:2024.02.06

制作会社に特化したマッチングサービス「Web幹事」

Web幹事のお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • ホームページ制作会社に一括見積もりができる
  • 業者選びをスムーズにするための情報が満載
  • 制作会社側は掲載だけなら無料できる

Web幹事とは?

2019/3/29時点で4,679社の掲載者数を誇る、「ホームページ制作を依頼したい人」と「Web制作会社」をマッチングするホームページ制作会社の比較・見積もりサイト。

各会社の紹介ページを見てみると、会社のパンフレット、制作実績、料金相場などが掲載されており、非常に充実した情報が記載されている。発注者視点に立つと、これだけ情報があれば制作会社の公式ホームページを見なくても、比較できる。

業界経験者が一件一件、丁寧に対応しているため、よくある「一括見積もりサービス」よりも圧倒的に質の高いマッチングを提供することが可能。

ターゲットユーザ層

発注者側



検索しても制作会社が多過ぎて探すのが大変で悩んでいる
制作会社を選ぶ基準が分からずに困っている
制作料金の相場が分からないので妥当な価格か判断できない

出展者側



営業せずに仕事を獲得したい方

Web幹事の特徴・メリット

発注者側

制作会社に一括見積もり見積もりできる
制作会社の紹介ページでは実績や資料など情報量が多いので比較しやすい

出展者側

掲載だけなら無料でできる
紹介予定社数は3~4社

【PR】システム開発外注先を探すなら【発注ナビ】

Web幹事の費用・料金体系

案件を制作会社側に紹介するタイミングや成約・受注したタイミングで案件総額の一定割合を手数料として徴収するリード課金型・成果報酬型モデルのWebサービス。初期費用・月額掲載料等は一切かからない。

手数料を調査したところ、2018年11月のプレスリリースでは10%を送客手数料を徴収する仕組みになっているようだ。

Web 幹事のビジネスモデルでは、依頼企業からユーティルへの料金は発生しないが、案件成約時にのみユーティルが Web 制作会社から制作費の10%を送客手数料として受け取るしくみ。https://thebridge.jp/2018/11/utill-launches-web-kanji

執筆者の所感

運営元は2015年4月に制作会社として起業し、2018年11月にWeb幹事をローンチしたという経緯がある。

SEO対策の力の入れ具合が凄く「新宿区のおすすめ制作会社10選」というような、市区町村ページを大量作成している。この市区町村ページというのはSEO対策をする上で非常に重要で、主に2つのメリットがある。

アクセスを稼ぐことができる

昨今の検索順位のアルゴリズムはユーザーの検索場所に基づいてローカライズされており、例えば「レストラン」「カフェ」「居酒屋」など地域依存性の高いワードは、「レストラン 新宿」と市区町村名をつけなくても、検索場所が新宿なら「レストラン」と検索するだけで、新宿のレストランが上位に表示される。

これはtoC業界のワードだけでなく「ホームページ制作」「弁護士」「税理士」などのtoB業界のワードでも同じだ。私は豊島区に在住しているが、「ホームページ制作」で検索すると下記のようにローカライズされた、〇〇10選というようなページが上位に表示される。(背景色黄色がローカライズされたページ)

アイミツが1位という状態で、Web幹事はまだ5位,6位という状態だが、まだページを作成して半年も経過していないので、今後上位を占めていくと思われる。

これの凄い所は「市区町村名」をつけなくても、上位に表示されることだ。ちなみにキーワードプランナーで検索ボリュームを調査すると、「豊島区」で「ホームページ制作」が検索された回数は月間90となっている。(全国で月間8,100)

それぞれの市区町村で見ればそこまで検索ボリュームはないが、あらゆる市区町村に対応すれば、どこで検索しても「ホームページ制作」で1位を獲得することができる。

被リンクを稼ぐことができる

Web幹事は「〇〇のおすすめ制作会社10選」ページを作成し、そこで紹介した制作会社から被リンクを貰っている。恐らく流れとしては運営側で会社をピックアップして情報掲載した後、制作会社側に自社サイトからリンクをしてもらうようにお願いしているのではないかと思われるが、運営側からすると被リンクが増え、制作会社側からすると外部メディアに紹介してもらえるという、双方のメリットがある。

通常、ページを作成する上で外部リンクというのは価値を渡さないための設定(=nofollowの指定)をするのが一般的だが、Web幹事はその設定を行っていない。これの真意はわかりかねるが、制作会社側からすると、おすすめの市区町村として紹介してもらえるだけでなく、被リンクを貰うことができるので、制作会社側が自社のホームページで「掲載されました」と告知しやすくなっている。

まとめ

ホームページ制作会社の比較・一括見積もりができるサービスは「アイミツ」「比較ビズ」「ホームページ制作jp」「発注ナビ」などがあり、かなりレッドオーシャンな状態となっている。

こういったサービスはマネタイズ方法が月額課金やリード課金、成果報酬というように異なるものの、発注者側の視点としてはどれも同じようなサービスとなる。そこで重要になるのはどれだけ稼働する制作会社を集められるか、という所になる。

見積もりサービスの多くは、これだけ業者が登録していますよ、とアピールするが、実際は食べログのように勝手に業者の情報を掲載しているだけであったり、無料掲載してもらっているだけ、というパターンが多い。

また成果報酬型のサービスは成果報酬額を上乗せした金額で見積書を作成する場合があり、直接制作会社に依頼するより金額が高くなるリスクがある。そのため、そういったデメリット・リスクを理解した上で、こういった見積もりサービスを活用すると良いでしょう。

運営会社情報

会社株式会社ユーティル
会社URLhttps://utill.co.jp
MORII RYOJI

MORII RYOJI

士業に特化したホームページ制作会社オルトベースの代表。24歳の頃に何か面白いWebサービスを開発するため、自分自身の忘備録としてスタートアップのビジネスモデルをまとめ始めたのが「WebFolio」で今年で5年目。何かあれば気軽にFacebookから連絡してください。

執筆者

トピックス

執筆者一覧