TimeTicket(タイムチケット)とは?
TimeTicketとは「肩もみします」「友だちのフリをします」といった、個人が気軽に空き時間を30分単位でチケットとして売買できるサービス。Facebookまたはメールアドレスで簡単に登録ができ、購入したチケットの代金の数%が運営側の手数料となる。
ターゲットユーザ層
面白い体験をしたい人、誰かを喜ばしたい人、空いた時間で副業をしたい人、何かをインプット・アウトプットしたい人、自分の市場価値を知りたい人、気軽に寄付をしてみたい人など。
TimeTicket(タイムチケット)の費用・料金体系
チケット販売側ユーザをホストとし、チケット購入側をゲストとしており、ホストとゲストには直接チケット代金をやり取りさせないよう、メルカリやクラウドソーシングのように、一時的に運営側が預かる形式(エクスロー形式)となっている。
ホストは事前に仮支払を行ったゲストだけに会うことができ、ホストの都合で予約当日に時間の提供を受けられなかった場合は全額返金される仕組みとなっている。
運営側のマネタイズ(ビジネスモデル)はエクスロー形式で一般的な手数料モデル。チケットの販売金額に応じて手数料の利率が変わる仕組みとなっている。
販売代金 | 手数料 |
---|---|
5万円以下 | 25% | 10万円以下 | 20% | 30万円以下 | 15% | 30万円以上 | 10% |
上記の手数料に別途消費税と、出金する際に振込手数料300円が発生する。現在消費税が10%なので、1万円のチケットを販売して出金する際は下記の金額となる。
10,000円(販売代金)- 2,500円(手数料20%)- 250円(手数料の消費税)- 300円(振込手数料)= 6,950円
またタイムチケットでは寄付制度がある。寄付を行う場合は、寄付率(0.5%~100%)を選択する形になるが、上記の手数料+消費税の金額(タイムチケット上に入ってくるお金)から引かれることになる。寄付率50%に設定して、上記の1万円を例に上げると、7250円×寄付率となり、3625円が入金される金額となる。(引き落とす場合はそこから300円の手数料がかかる)
TimeTicket(タイムチケット)の利用の流れ
- Step 01チケットを探して購入する
希望日時と時間、希望する形式(対面・オンライン・電話・メッセージ)を選択し、ホストへのメッセージを入力した上で、決済を行う。支払いはクレカ(VISA/MasterCard)、コンビニ、ポイント払いとなる。(クレカはJCBが使えないので注意)
- Step 02ホストが承認して決済完了
チケット購入をするとホストが承認をする流れになり、申込日時の1時間前までに承認しない場合、キャンセル扱いとなりチケット代金は返金される。ホストが承認すると、決済完了となりメールで通知される。
- Step 03チケットのサービス提供/ホストへの売上反映
購入したチケットのサービスを問題なく受けることができた場合、24時間後にホストに売上が反映される。ホストに会えなかった場合、サービスが記載内容とは異なっていた場合、チケット代以外の金額を要求された場合は申込日時の24時間後までに報告すれば返金される仕組みとなっている。
執筆者の所感
スキルシェアサービスの先駆け的な存在で、「自分の時間を売る」という概念を初めて日本に定着させたサービス。副業解禁の流れを受け、様々なメディアにも取り上げられるようになった。
このサービスの良いところは、単なるスキルシェアサービスではなく、「自分の時間を売る」という見せ方をしているところだ。例えば、ホームページが作れる、占いができる、イラストがかける、と言う場合、スキルシェア系は1回いくらという形で値段を設定する場合が多いが、このサービスはあくまで時間単位となっている。
これにより、メディアにも注目されやすくなり、競合サービスとの差別化にもなっている。
もともとは株式会社レレレが個人レベルで運営していたサービスだが、キャリコネを運営する株式会社グローバルウェイが子会社化したという経緯がある。
2019年6月26日にはITフリーランスと法人企業をマッチングする「TimeTicket Pro」をリリースした。近年、クラウドソーシング系の会社でも多いが、個人同士のマッチングではマネタイズがしづらいため、集めた個人のリソースを元に、法人向けにサービス(主にシステム開発系)を展開するパターンが多い。
話を元に戻してタイムチケットだが、私自身、過去に3回チケットを購入したことがある。1回目と2回目は新規事業開拓に伴う市場調査目的で会社経営者と会い、3回目は越境ECサイトを開発する際に技術的にわからないことが多かったのでエンジニアを探す目的で利用をした。
どれもビジネス的な目的で利用したが、3回利用して会った3人とは今も繋がりがあり、1人は毎月飲みに行ってお互いの業界のことを話し合ったりや、軽い仕事の受発注を行う関係性になったので、タイムチケットには非常に感謝をしている。
チケットの購入履歴を見ると2015年から利用しているので、相当昔から使っていたことになるが、2020年4月時点で改めて色々触ってみて思ったのが、相変わらず胡散臭い情報商材屋が多い印象。ココナラといったスキルシェアサービスでも一定数存在するが、CtoCのサービスというのは性善説で成り立っている部分があるので、真面目にチケットを販売している人達も怪しい目で見られるリスクがある。
CtoCのサービス運営が難しいことは「CtoC型サービスのビジネスモデルを図解してみた」でも触れているが、マネタイズしづらくトラブルが頻発しがちなので、上述したように集めた個人のリソースを元に、法人向けにサービスを提供する流れがベター。
恐らくタイムチケットでも、このサービス単体で黒字化を目指すというよりは、法人向けの「TimeTicket Pro」で収益化を図っていくと考えられる。
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私の招待としてタイムチケットに登録してチケットを購入または販売すれば、1000ポイントプレゼントするキャンペーンがあったので、招待リンクを貼っておきます。ポイントは私と下記リンクから登録してくれた方の双方が受け取ることができるので、もしよろしければ…。
https://www.timeticket.jp/welcome?invited_code=aknex6tj
運営会社情報
会社 | 株式会社タイムチケット |
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代表 | 各務 正人 |
資本金 | 1650万円 |
設立年月 | 2019年4月 |