Holmes(ホームズ)とは?
ホームズは、クラウド上で企業間の契約書の作成、締結、管理までを一括して行えるSaaSサービスだ。サービス上には弁護士が作成した様々なタイプのテンプレートが用意されているほか、それらの文言を自由に編集することでオリジナルの契約書を作成することが可能。
ホームズは契約書を軸にしたコラボレーションツールとしても機能する。契約書の修正やチェックの過程で社員同士がコメントなどを書き込めるほか、各部署間にまたがる承認フローなどもすべてサービス上で完結できる。2017年8月リリースのホームズは、これまでに約150社の有料ユーザーを獲得。100人以上の従業員を抱える企業がその大半だという。
参照元:https://www.holmes-cloud.com/
Holmes(ホームズ)の特徴・メリット
SaaSとは
SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアを通信ネットワークなどを通じて提供し、利用者が必要なものを必要なときに呼び出して使うような利用形態のこと。サービス型ソフトウェアとも呼ばれる。
通常のソフトウェアは、あらゆる利用者にとって必要な機能をすべてまとめ、すべての利用者に同じ機能を提供するようになっている。このようなソフトウェアは、ある一人の利用者にとっては、あまり必要のない機能が多く搭載された冗長なものとなってしまい、必要のない機能に対しても料金を支払っていることになる。
そこで、個々の利用者が本当に必要な機能のみをオンデマンドに利用でき、その機能に対してのみ支払いをするSaaSという考え方が登場した。現在、業務効率化の面からほとんどの企業にとってSaaSは無視できない動向といえるだろう。
ドキュサインと提携
ドキュサインは、2003年設立の米国企業。同社が提供する電子署名サービスは約180ヶ国の37万社以上で導入されており、2018年4月にはNASDAQ証券取引所への上場も果たしている。
これまでのHolmesでは、相手先に契約締結を依頼する際に自動で送られるメールが日本語にしか対応していないことが、グローバル契約において障害となっていた。しかしドキュサインとの連携により多言語対応が実現され、世界中の誰とでも契約が可能になった。
また、Holmesのような新しいサービスを導入する際に必要な稟議が通り易くなるなど、ドキュサインの知名度が生かされる可能性もある。
参照元:https://www.holmes-cloud.com/
Holmes(ホームズ)の費用・料金体系
従業員数が10名以下の場合は月額20,720 円で利用することができ、それ以上の場合は要問合せとなっている。
参照元:https://www.holmes-cloud.com/price.html
執筆者の所感
個人と会社、企業と企業など、生活およびビジネスシーンで日々さまざまな契約がなされている。そのたびに契約書が必要になるが、この現代において、いまだアナログかつ煩雑で非効率な手順を踏んでいることも多いのが実情だ。
そんな契約書の作成や管理をグッとラクにしてくれるサービスが、ホームズだ。
ホームズは”契約”という、避けては通れないが煩雑でわかりにくかった事務手続きにかかる労力を大幅に削減し、ビジネス運営の大きな手助けとなってくれることだろう。
運営会社情報
会社 | 株式会社 Holmes |
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代表 | 笹原健太 |
設立年月 | 2017年3月 |