AUN(あうん)とは?
AUNとはWebページのデザイン修正などで、付箋を貼る感覚でフィードバックできるツール。Webデザイナーとのやり取りでデザイン修正を指示だしする際に、FAXでページを印刷する手間なくウェブ上で完結できる。アプリのインストールや、会員登録は不要なので、サクッと利用したい方にオススメ。
操作はシンプルで、画像を取り込んだら、修正箇所に付箋を貼る感覚でフィードバックを書き込み、URL形式で相手に送るだけ。サービスは完全無料。
ターゲットユーザ層
Web開発のディレクター、Webデザイナー。シンプルで簡単に操作できるので事業会社のWeb担当やアフィリエイターなど幅広い層の利用が想定される
AUN(あうん)の特徴・メリット
直感的に操作できるのでWeb上の操作が苦手な人も安心
AUNの特徴として挙げられるのが、直感的に操作できる優れたUXだ。画像を取り込んだら、フィードバックしたい箇所にメモを残す。
メモを残し終わったら、右上の保存ボタンを押す。すると以下のように共有リンクが表示されるので、URLを相手に送信するだけ。無料プランの場合、ユーザーの負荷が集中する8時〜20時は10秒間の待ち時間が設けられている。
URLを受け取った側は、修正完了後に済マークを残したり、電話で詳細な説明が必要な箇所には電話マークを残りたりして簡単に意思疎通を図ることができる。
複数人でフィードバックを送りたい場合は有料プランがオススメ
Webデザイナーが作成したデザインに対して複数人でフィードバックを送りたい場合は有料プランをオススメする。無料プランの場合、複数人での編集ができず、例えば2人からフィードバックを貰いたい場合、それぞれ個別にAUNでメモを残すことになるので、共有リンクが2つ存在する状態になる。デザイナーからするとブラウザ上で2つのタブを開かなければならず作業効率が落ちてしまう。
また、フィードバックを送る側も自分以外がどのようなメモを残しているか確認できないので、それぞれ180度違ったフィードバックをしてしまい、デザイナーを混乱させてしまいかねない。
有料プランならひとつの画面上で意思疎通できるので、上記の問題を解決できる。また、後述するように有料プランは様々な機能を有しているので気になった方は15日間の無料トライアルを利用してみてはいかがだろうか。
AUN(あうん)の費用・料金体系
AUNでは無料プラン含め、3つプランが用意されている。有料プランは画像の保存期間が無料プランよりも長く、JavaScriptなど動きのあるwebページにも対応している。
15日間のトライアルがあるので、期間内に解約すれば、請求は発生しない。また契約期間を設けていないので、好きな時にいつでも解約できる。支払方法は基本的にPayPalで、銀行振込も可能だが、申込日によってトライアル日数が変わるので注意が必要。
11人以上で利用したい場合は、サービスページのチャットから問い合わせできる。
無料プラン | プレミアム1 | プレミアム11 | |
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費用 | 0円 | 月額3,000円(税別) | 月額30,000円(税別) |
利用人数 | 1人 | 1人 | 最大11人 |
保存時間 | 保存前に10秒待機 | 待たずに保存可能 | 待たずに保存可能 |
取り込み | 1枚ずつ | まとめてキャプチャ可能 | まとめてキャプチャ可能 |
キャプチャの編集 | 複数取り込み不可 | まとめて移動や削除可能 | まとめて移動や削除可能 |
セキュリティ | パスワード設定不可 | パスワードで保護可能 | パスワードで保護可能 |
動きがあるページ対応 | 未対応 | 対応 | 対応 |
管理機能 | 未対応 | 作成データの管理が可能 | 作成データ、ユーザー管理が可能 |
AUN(あうん)の評判/クチコミ
以下、TwitterでAUN利用者の口コミを集めてみた。便利と評判がいいことがわかり、中にはWeb漫画やイラストで利用している方もいた。
この「aun」というシステム初めて知ったんだけど凄いね!画像の修正箇所どこでも付箋指定できて、縦部分に修正後のセリフが入ってって、セリフクリックしたら付箋貼った修正箇所まで移動する!便利〜〜!!
web漫画、小説、イラストに関して付箋本代わりのツールにするには個人的にAUNがおすすめ。直接テキストでかきこめるのでたまに使ってます。仕事とかだと指示書とか作るのに便利ですね。
キャプチャした画面にメモ貼り付けて画像化できるAUNさん便利~ ダウンロードや設定の必要ないし、無料でも使える。 Webサイトのメンテナンスでも手書きで送られてくる方多いので、教えてさしあげたい。
AUNを使うようになってから、修正指示がすごく楽になった!(無料版だけど) 「この修正ってどこを指してる?」って1個ずつ探すのは結構ストレスだし、遠隔でのデザインやりとりは言葉だけだと限界がある。
執筆者の所感
私自身、ホームページ制作の事業を行っているが、クライアントとホームページのデザイン案を確認してもらう上で、メールだと伝わりづらい事項が多く、電話や対面でデザイン案の摺合せ等を行うケースが多い。
同ツールはURLや画像、PDFをアップして、コメントを入れることができるので、「この部分をこう修正したい」「このアイコンは微妙なので他のにしたい」「原稿を〇〇に変更したい」といった、デザインのフィードバックを簡単に行うことができる。
初めてこのツールを使ったとき、会員登録不要で、UI・UXがシンプルでめちゃくちゃ使いやすく、驚いた記憶がある。とにかく直感的で操作でき、フィードバックを貰う側・出す側で双方会員登録なしで利用できるので、今でも重宝しているツール。
本当はSlackやChatworkなどが、アップロードした画像にコメントできる機能を実装してくれれば、余計なツールを使わずに一元管理できて良いのだが、それはそれで多機能になり過ぎて使いづらいような気もする。ただ仮に、そういったビジネスチャットツールがこの機能をリリースした場合、同ツールの優位性が失われる懸念もある。
運営会社情報
会社 | 株式会社フォノグラム |
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代表 | 河崎 文江 |
資本金 | 600万円 |
設立年月 | 2003年2月 |
会社URL | https://www.phonogram.co.jp/ |