作成日:2021.12.23  /  最終更新日:2024.02.01

スマホ、iPad、タブレットPCで簡単受発注「MOS」

MOSのお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 発注者の環境をとことん考え抜いた使いやすさ
  • カスタマイズ対応で自社に合った運用が可能
  • 各種基幹システム・販売管理システムとの連携が可能

MOSとは?

世の中の90%以上の中小企業は、アナログツールを使って受発注業務を行っている。特にFAXで行われる受発注は代表的なものだろう。特に業務が遂行できなくなるわけではないが、多くの時間と経費がかかってしまうので満足感に乏しい。

MOSは発注する側が「MOSを使いたい」そう思ってもらうことを前提に開発したソフトで、費用を抑えた最小限のシステム構成から独自のカスタマイズを含めた構成まで、様々な要望を受発注環境に適応させることができるBtoBのWeb受発注システムパッケージだ。2021年3月の時点では421社、25万人を超える稼働実績をもっている。

受発注業務の軽減に加え、各種オプションで様々なニーズに応えることができ、発注者(取引先)の利便性を向上。様々な商習慣に合わせた機能が追加できるように設計してあり、業務改善や、投資対効果も期待できる。ベースは安価でオプションを組み合わせていくスタイル方式なので、使いにくくなることがない。

デジタル化に抵抗のある発注者でも、FAX・電話からWeb発注にスムーズに切り替えれる仕組みを提供してるMOSを紹介していこう。

ターゲットユーザ層

・いつも決まった商品を電話やFAXで発注している方
・人件費がかかり時間がかかると思っている事業主

MOSの特徴・メリット

iso、android両対応・カスタマイズもOK

ここ数年でスマホの保有率は大幅に増え、2021年にはついに9割超えとなった。もはやスマホを持っていない人を探す方が難しい。その点をうまく利用しMOSでは、スマホ・タブレットといった限られた画面サイズから、より便利に発注できる画面設計を実現。スマホやタブレットなど普段使い慣れているもので発注を可能にした。

PCで行うとなるとマウスだけでなく、もれなくキーボードもついてくる。これだけで苦手意識に襲われる方もいるだろう。そんな苦手意識を感じさせない様に操作しやすい、発注しやすいUI、デザインを実現している。

各種マスタレイアウトは自由に変更可能することができ、発注者の様々なニーズや環境に合わせることが出来るところも最大の魅力である。業務用の商取引は十人十色で、発注する構成や、取引先毎に価格や納期が異なり様々な業務がある。すべてのパッケージをシンプルで必要最小限の機能にすることで、無理なく安価にアドオンできるように設計されている。

各種基幹システムと連携

参照元:MOS|各種基幹システム連携

「在庫データを自動反映させたい…」「FAXや電話で受けた受注内容を基幹システムに手入力」といった、煩わしい作業もMOSではすぐに解決。MOSは各種基幹システムと連携できるよう設計構築してあり、受発注システムは基幹システムと連動することで尚一層の業務効率化が図れる。連携可能な基幹システムは、

  • SMILE V
  • PCA
  • 応研
  • OBC
  • スーパーカクテル
  • スクラッチシステム

連携方法は2種類あり、CSV連携と自動連携。CSV連携は、標準機能で利用できMOSを納品される際、基幹システムのマスタレイアウトに合わせて納品される。自動連携は、基幹システムに商品を追加するとMOS側にも自動反映されるようになっている。

投資対効果が明確に

売上を上げるには、より多くの受注を受けなければならない。より多くの受注を受ける=さらなる人材の強化が必要になる。売上増大を目的としているにもかかわらず、人件費(受注業務経費)が比例して増大してしまっては意味がないだろう。MOSは受注業務経費を削減できるので、今までと同じ受注量で経常利益が捻出できる。企業にとっては短期的な費用の算出よりは、長期的な費用を導入の段階で算出できる点は大きなメリットではないだろうか。


参照元:MOS|投資対比効果

ニーズから生まれた他にはない機能

全ては紹介できないが、機能の一部と気になった機能を紹介していく。さらに詳しい詳細を知りたい方は公式MOS|機能で記載されているのでそちらから確認して頂きたい。

受注者

基本機能概 要
受注/受注履歴発注者から受注一覧や詳細、履歴を確認可能
※CSVデータのダウンロード可能
いつものグループ
いつもの商品割当
いつもの発注者割当
「いつもの」商品をグループで登録・設定・紐づけするグループ設定が可能
どの発注者(得意先)に、どの「いつもの」グループを割り当てるか設定することも可能
受注通知機能受注件数が**件溜まったら受注担当者に自動メール(件数も設定可能)
消費税軽減税率制度対応商品ごとに消費税率の登録・適用日付の登録が可能
メニュー最小化機能管理画面のスペースの有効活用が可能

基本機能に関してこれは良いと思った点は、メニュー最小化機能だ。管理画面のスペースを効率よく有効活用できるのは作業の効率に役立つだろう。また「いつもの」系は、定番商品や、お得意様を登録しておくことで、検索する手間暇も省け、スムーズに業務を行う上で役に立つ。

オプション機能概 要
締切時間機能発注側に締切時間の喚起・表示が可能
締切時間の設定と納品希望日が連動(非営業日設定も)
出荷欠品案内通知機能出荷欠品の案内を発注者に実施可能
カレンダー複数登録設定機能複数のカレンダーを登録することができ、御社の都合に合わせた納品希望日を取引先毎にコントロール可能
クロネコ掛け払い対応機能MOSで受注を受け基幹システムに受注データを登録すると、自動的にクロネコ掛け払いから請求書が発行され入金確認の案内が届く為、発注から入金確認までのフローが自動化

オプション機能に関して良いと思った点は、クロネコ掛け払い対応機能だ。何気に支払い関係は事務的に時間をとられる為この点を自動化できるのは助けとなる。

発注者

基本機能概 要
商品並び替え機能発注頻度(発注者毎)、商品名(マスタ登録順)に商品を並び替えが可能
フリーキーワード検索機能商品マスタに含まれるワードすべてを検索対象
複数画像表示機能商品の見え方の切り替えが可能
発注履歴機能発注履歴を確認することが可能
発注履歴から数量の変更が可能※1
※1 各種OPの組み合わせが必要
月度毎の発注合計金額が表示される※2
※2 必要OPの組み合わせが必要
いつもの機能いつも発注している商品が発注できる機能
※FAXレイアウト表示機能の組み合わせが可能

基本機能に関して良いと思った点は、複数画像表示機能だ。微妙に商品のパッケージが異なる商品であったり、色の見え方が違うという点をカバーしてくれる。特に1枚しか画像がなかった場合は視覚的情報量がかなり乏しくなる。これは筆者も直面したことがあるのだが、画像では濃い青色が、実際届いた商品は緑と青色を混ぜたような色だった。幸いその商品は人気商品であった為売れ残ることはなかったが、こういったケースは結構あると思う。

オプション機能概 要
在庫表示機能商品マスタに在庫情報を含ませMOSに登録することで、発注画面に在庫情報を表示
在庫情報は数字、○△×から選べる。発注ボタンをクリックした時点で在庫情報は減算
FAXレイアウト表示機能どの端末でもFAX用紙のレイアウトそのままの発注画面表示が可能
リードタイム設定機能発注者毎のリードタイムを設定すると、納品希望日*日空ける。の設定が可能
※CSV登録も可能
JANコード発注機能JANコードリーダーを使用して発注業務の実施が可能

オプション機能でほっこりしたのが、FAXレイアウト表示機能。今までFAXでやり取りを行っていた場合、急に表示が変わってしまい、なにがなんだかわからなくなることもある。しかしこの機能を利用すれば従来のスタイルで確認が行える。そういった優しさを感じられる機能ではないだろうか。

MOSの費用・料金体系

基本パッケージ+オプション+カスタマイズ費用が料金となる。オプションやカスタマイズ内容によって金額が変わる為、お問い合わせをした上で詳細な金額の提示を行っている。

執筆者の所感

多機能はもちろん様々な面で役に立つ。ただ少しここで自分に問いかけてみてほしい。「excelには様々な関数があるが果たして使いこなせているか?」

多機能にすることで画面レイアウトが複雑になったり、メニューが多くなったりする。またシステムのソース自体が複雑にもなる。機能強化やカスタマイズする度に、システム全体の影響範囲を見直しテストする必要性も出てくる。要は使いやすくなければ、それはただの飾りである。

発注者の使いやすさを追求すべく現場目線で開発されたMOSは、様々なニーズに答える事が出来るため期待も大きいだろう。似たようなサービスは他にもあるが、何が一番の違いか。

それは、どの場面をとっても圧倒的な「利用者視点」で開発が行われていること。また、商品そのものを提供しているのではなく、その商品を使ったことによる「効果」を提供している。その思いやりがありとあらゆる様々な業種業態の潜在的ニーズを満たしているのではないだろうか。

運営会社情報

会社株式会社アクロスソリューションズ
代表能登 満
資本金20,000,000円
設立年月2006年5月
会社URLhttps://www.acrossjapan.co.jp/
MORII RYOJI

MORII RYOJI

士業に特化したホームページ制作会社オルトベースの代表。24歳の頃に何か面白いWebサービスを開発するため、自分自身の忘備録としてスタートアップのビジネスモデルをまとめ始めたのが「WebFolio」で今年で5年目。何かあれば気軽にFacebookから連絡してください。

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