作成日:2019.03.17  /  最終更新日:2021.08.06

土地家屋調査士に特化した日本初のReTechサービス「土地家屋調査士JP」

調査士比較

土地家屋調査士.jpのお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 土地家屋調査士に特化した比較・見積もりサービス
  • 土地建物に関する疑問を気軽に質問できる
  • 土地家屋調査士が営業をせずに新規顧客を開拓できる

土地家屋調査士.jpとは?

測量・登記を発注したい依頼者と土地家屋調査士をつなぐマッチングサイト。土地家屋調査士に無料で一括見積もりができる他、土地建物についての専門的な質問を匿名相談したりすることもできる。

見積機能、比較機能、QA機能などがあるため、弁護士ドットコムの土地家屋調査士版というイメージのサービス。2021年8月正式リリース。

ターゲットユーザ層

土地家屋調査士側


忙しくて新規顧客開拓ができない、営業経験がない、売上を伸ばしたい、という悩みを抱えている調査士。



依頼者側


測量登記を手軽に発注したい、新しい調査士を探している、いつも相場がわからないまま発注している、顧問調査士以外にセカンドオピニオン先が欲しいと考えている業者。

土地家屋調査士.jpの特徴・メリット

一括見積もりサービス

案件内容を入力すれば、土地家屋調査士から見積提案が入る。オンラインで直接やり取りをせず、最適な調査士に適正価格で測量登記の発注を行うことができる。

土地建物Q&A

匿名で気軽に調査士に質問ができる。いつも依頼している調査士のセカンドオピニオンとして、全国の調査士から的確なアドバイスを得ることができる。

Web調査士名鑑

全国の調査士を統一フォーマットで比較することができる。比較項目は対応エリア、得意分野、業務の遂行方針など
を予定しているそうだ。

土地家屋調査士.jpの費用・料金体系

依頼者・土地家屋調査士ともに完全無料。

執筆者の所感

全国に約1.6万人ほど土地家屋調査士はいると言われているが、弁護士、司法書士、税理士など、他士業と比べるとホームページを持っていない所が非常に多く、IT化が進んでいない分野だ。

土地家屋調査士と司法書士の違いとして、司法書士が不動産の権利に関する登記申請を行うのに対し、土地家屋調査士は土地・建物の物理的状況を正確に把握するための測量・調査を行い、不動産の表示に関する登記申請を専門分野として行っている。

これまではエンドユーザー(一般消費者)が土地家屋調査士へ直接仕事を依頼する機会は少なく、不動産業者、ハウスメーカー・工務店などの建築業者、司法書士、税理士、建築士などの隣接士業を経由して仕事を依頼することが多かった。

相見積で比較する文化が無かったため、見積費用が高かったり、紹介者へのキックバックが含まれていてもエンドユーザーは気づかずに発注してしまうこともあった。

そのような業界構造を変革するために創られた同サービスは、BtoCに特化したReTechサービスと言える。

現在、BtoBのマッチングサービスという市場においても、特化型(税理士ドットコム等)と網羅型(比較ビズアイミツ)などがあるが、土地家屋調査士のカテゴリを取り扱っているサービスはないと思われる。

新しい分野でのマッチングサービスの登場で、土地家屋調査士業界はどう変わるのか、今後が非常に楽しみなサービス。

運営会社情報

会社株式会社デベロッパーズ・ハイ
代表田中 優輝
MORII RYOJI

MORII RYOJI

士業に特化したホームページ制作会社オルトベースの代表。24歳の頃に何か面白いWebサービスを開発するため、自分自身の忘備録としてスタートアップのビジネスモデルをまとめ始めたのが「WebFolio」で今年で5年目。何かあれば気軽にFacebookから連絡してください。

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