ココナラとは?
ココナラは「知識・スキル」を誰でも簡単に売り買いできるオンラインマーケット。本格占いから、キャッチコピー・ロゴ・イラスト作成などのビジネス用途まで約20,000件以上のサービスが500円。
ターゲットユーザ層
副業したい人、イラストやロゴ作成などのちょっとした作業の依頼や、匿名で気軽に相談したい人にお勧め。
ココナラの費用・料金体系
初期費用や月額料金が無料だが、出品したサービスが購入されると販売価格から手数料30%を手品者に徴収している(会員ランクによって若干変動)。 また電話相談という機能を設けており、100円/分で出品者に電話することができるが、電話相談の売上から手数料50%を徴収している。
執筆者の所感
「労働の対価というよりは、自分が誰かの役に立てる」というコンセプトを一貫したコミュニティのブランディングをしているおかげか、収益目的の出品よりかは、役に立てたことにバリューを感じる出品者が多い。
これにより購入するユーザ側は支払った価値以上の満足感を持つことができる。 またヒットした要因として「基本500円」「匿名可能」などハードルの低さが考えられる。 ただ事業規模が拡大するにつれて、質の低い(収益目的な)出品者が増える可能性があり、実際、数年前に流行った情報商材のような怪しいコンテンツを販売している出品者がいたりする。
2013年9月にニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社オプト、株式会社アドウェイズなどを割当先とする、総額1億5千万円の第三者割当増資を実施している。
「ココナラ」の利便性向上とサービス拡大を図るため、この度の資金調達により優秀なエンジニアを中心に人材の獲得を加速します(調達前で4人だった社員を10月時点で10名体制に増やしてまいります)。同時に、ベンチャー企業の上場実績が豊富なニッセイ・キャピタル、クライアントのWebマーケティングサポートに実績のあるオプト、アドウェイズからの支援を得ることで、成長のための経営基盤をより強固にしてまいります。
http://coconala.com/news/46
以前、ココナラがTVCMを打っているのに未だ上場できていない理由が、単なる赤字だけでなく、売上を占めるほとんどが占いのコンテンツ(特に電話占い)なので、パチンコホールや風俗業界が上場できないように、占いも同じように認識されている、と真実かは不明だが知人から聞いたことがある。
参照元:株式会社ココナラ 第8期決算公告:官報決算データベース
2019年8月(8期)の当期純利益は10億円もの赤字、とTVCMにより販管費が増加したのかと思われるが、それでもかなりの赤字が出ている状態。会計ソフトのfreeeは累積96億円の資金調達を果たしたものの、累積赤字が60億円の状態で上場を果たした。
2019年7月に資本金は6億2,500万円、資本準備金は3億6,856万円の減資を行っており、どうなるか不安ではあるものの、freeeやFiNCも行っており、freeeはIPOという形でイグジットには成功している。
今後、ココナラが上場できるのかどうかは非常に気になるところ。
運営会社情報
会社 | 株式会社ココナラ |
---|---|
代表 | 南 章行 |
資本金 | 106,173千円 |
設立年月 | 2012年1月 |