作成日:2020.04.05  /  最終更新日:2021.04.19

70万人以上が利用するリフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」

ホームプロ

ホームプロのお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 優良リフォーム会社を最大8社無料で紹介
  • 1,200社の加盟店からリフォーム会社を紹介
  • リクルートが100%出資する株式会社ホームプロが運営

ホームプロとは?

2001年に開始した、70万人以上が利用するリフォーム会社の紹介サイト。匿名で希望のリフォーム内容と地域にマッチしたリフォーム会社を無料で複数紹介してもらえる。

2018年度の成約件数は10,776件で、経済産業省の「先進的なリフォーム事業者表彰選定事業」に選定されたり、リフォーム産業新聞などでも度々掲載されている。

ホームページ上には各リフォームの費用相場や業者のクチコミなどが豊富に掲載されており、初めてリフォームをする人にも親切な設計となっている。

紹介するリフォーム会社には厳しい審査を設け、悪徳業者を排除する体制が整えられている。

ホームプロの費用・料金体系

初期登録料25万円
加盟基本料7,000円/月
紹介手数料500円/件
成約手数料6%

ホームプロに掲載するリフォーム会社は加盟店登録するのに初期費用と月額費用がかかる。さらにリフォームしたいユーザを紹介してもらう際に1件の紹介手数料が500円かかり、実際に工事着工となると、請負金額が5万以上の場合は6%の成約手数料がかかる。

一度工事を発注してくれたユーザから、二度目の工事を受注する場合も同様の成約手数料が発生する。

ホームプロの評判/クチコミ

マンションコミュニティとe戸建てに掲載されているクチコミから、悪いクチコミと良いクチコミをそれぞれ抜粋し、下記にまとめてみた。

参照元:https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/437833/
参照元:https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/196448/
参照元:https://www.e-kodate.com/bbs/thread/28882/res/1-1000/

ホームプロの悪いクチコミ

営業会社ばかりしか登録されとらん、工事は丸投げ、施工は専門工事業に外注がほとんど。下請価格が今の元請の請負い金額になっている以上、まともな工事は不可能。

悪質なリフォーム会社も登録が可能です。ホームプロでは、何も調べないし何もやりません。

ホームプロはやめた方がよい。よい業者に当たればよいが、悪い業者に当たる可能性が高い。というのは私は悪い業者に当たり、口コミにその件を書いた。しかし、それは掲載されない。そして、当事者同士で解決を求められる。交渉となれば、業者の方が一般的には強い。このようなことがないことを期待して、ホームプロを使うのに役に立たない。

去年暮れにホームプロさんから紹介され一社に絞り3度の打ち合わせ中でしたが、何の理由からか分かりませんが、連絡が途絶え3週間過ぎました誠意の無さに呆れています。ソコソコ大きい会社の様でしたがホームプロ自体が悪いのではなく加入している業者がいい加減な悪徳?業者なんですね契約金(手付金)を払って居なくて良かったですが、これからどの様に業者を探せば良いか迷っています。

ホームプロの良いクチコミ

ホームプロの便利なところは業者によってちがいますが、支払方法が1~3回に分けて振り込む場合が多いようです。そのお金に対しての保証がついているところ(工事の途中で倒産等の場合 保証される)リフォーム会社との間でトラブルがあった時相談できる

ホームプロのメリットは匿名で何社も価格比較出来るからいい。ただ、当然の事ながらここのページだけで判断せず、概算見積りをとった後に抜打ち的に気に入った会社へ来店してみるといい。その対応の差で本当にちゃんと施工出来るかは少なからず、判断材料となるから。

クチコミへの接し方

食べログの一件でも問題になったが、店舗や業者から掲載費や紹介費用を貰うプラットフォーム系のサービスのクチコミ(ホームプロ上に掲載されているクチコミ)はあまり参考にすべきでない。

Googleマイビジネス(PCで検索した際に右側に表示される枠)は掲載者との利害関係がないので、法的に問題のない悪いクチコミであれば削除されずに表示される。

しかし利害関係のあるプラットフォームは悪いクチコミをそのまま載せると、掲載者が解約してしまうリスクがあるため、そのまま載せずに、掲載者側に事実確認や改善要求を行い、運営側が問題ないと判断すればクチコミを掲載しないことになる。(もちろん全てがそうではないが)

私自身、IT業界に数十年いる身としては、マンションコミュニティや5chなどの掲示板に書かれている内容は実際に体験した生の声が多いので、参考になるが、業者が書き込んでいるケースがあるので注意が必要。(不動産売買系のスレッドは特に業者が多いと聞く)

またユーザの行動心理として、掲示板などにわざわざ良い内容のクチコミを書きにいく人は少ない特徴がある。ホームプロのクチコミが書かれた掲示板を見ていると悪い評判が目立つが、逆にどんなに良いサービスであっても、基本的に高評価のクチコミは少なく、悪いクチコミが目立つ。

私の知人でホームプロを利用してリフォーム会社に合計800万程度の工事をお願いしていたが、とても満足のいくリフォームができたと言っていた。

結局はそのサービス(ホームプロ)が良い/悪いではなく、紹介してもらう業者の当たり外れや、その時の下請けの当たり外れがあると思われる。

執筆者の所感

リフォーム営業会社には注意が必要

リフォーム系の見積もりサイトには、営業会社が多い特徴がある。

営業会社は表向きこそ建築会社ではあるものの、社員に職人が一人もいないケースが多く、工事を下請け業者に外注して、工事代金の30%程度の手数料を取っている。

厄介なことにユーザ(施主)に対しては、下請け業者のことを「うちの職人は~」と伝え、工事の外注を意識させないようにしている。

こういった会社は見積書の金額が高いだけでなく、営業担当 → 下請け業者の現場管理者 → 職人というフローになっているため、営業担当に建築に関する知識が全くなかったり、下請け構造による伝達ミス等のトラブルが発生しがち。

営業会社を見抜くためには、担当に知識があるかどうか、その会社が建築許可を取っているか、小さい工事でも対応してくれるか、といった点が挙げられる。

リフォームのトラブルが起きやすい理由

リフォーム費用が500万円(建築一式なら1500万円)未満の場合、建設業法上は軽微な工事と扱われ、業者は建設業の許可が必要なく、建築工事完了後の完了検査(役所検査)がないため、リフォームの工事はトラブルが起きやすい。

ホームプロは厳しい審査を行っており「建設業許可を必須条件のひとつとしています」とホームページに書かれているが、但し書きで「希望施工金額20万円以下の工事を除く」との記載がある。

ホームプロの審査基準

参照元:厳しい審査による安心リフォームへのこだわり|「ホームプロ」

業者側はホームプロへの登録時に希望する施工金額を20万円とすれば、建設業の許可がなくても登録できることになる。

許可(資格)を持っていないリフォーム会社はトラブルになる確率が高いため、なるべく避けた方が良い。

業者を紹介してくれる系のサービスはあくまで紹介斡旋なので、トラブルがあっても当事者間で解決してね、というスタンス。運営側にクレームを入れれば業者への指導をしてくれるが、根本的な問題解決にはならないので注意が必要。

成約手数料による問題

リフォーム工事の費用は、大雑把に「材料費」「人件費」「諸経費」で計算される。

ホームプロでは業者側に6%の成約手数料がかかるので、「材料費を削る」「人件費を削る」「見積書に上乗せする」といった問題が起きやすい側面がある。

人件費を削るといっても、工程(工期)を工夫して削減し、工事の質を落とさない場合もあれば、手抜き工事などで工事の質が落ちる場合もある。

成約手数料はユーザ側に何かしらの不便が強いられる場合があるものの、自社に営業担当がいないリフォーム会社にとっては、営業担当の人件費をかけずに仕事を獲得できるメリットがある。

営業担当一人雇うだけで毎月30万程度+社保の費用がかかるので、ホームプロのような紹介サービスは一定の需要がある。工事の平均受注単価が300万だとしても、手数料が6%なので18万の費用で済むため、人を一人雇うよりもコストダウンを図ることができる。

ユーザ視点でも、営業担当がいるリフォーム会社の見積書は営業の人件費が含まれているため、この手数料6%が上乗せされていたとしても、費用が変わらなかったり、逆に安い場合がある。

こうやって考えれば、営業担当がいないリフォーム会社の見積書が一番安いことになるが、工事前の説明や工事後のサポートに若干の不安が残る。

何が言いたいかというと、プラットフォームが手数料を取っていたとしても、それだけでユーザ側にとってデメリットというわけではなく、様々な側面を鑑みて判断することが大事だということ。

まともな業者は相見積もりを嫌うと言われがちだが、良い業者ほど積極的に相見積もりを推奨するケースもある。

〇〇だからダメ、と判断するのではなく、しっかりとメリット・デメリットを把握した上で、選定・判断をすることが大切。

運営会社情報

会社株式会社ホームプロ
代表井上 秀一
資本金3億円
設立年月2001年11月
会社URLhttps://www.homepro.jp/corporate/outline.html
MORII RYOJI

MORII RYOJI

士業に特化したホームページ制作会社オルトベースの代表。24歳の頃に何か面白いWebサービスを開発するため、自分自身の忘備録としてスタートアップのビジネスモデルをまとめ始めたのが「WebFolio」で今年で5年目。何かあれば気軽にFacebookから連絡してください。

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