作成日:2018.12.20  /  最終更新日:2020.04.23

好きな企業を営業支援できる「Saleshub(セールスハブ)」

Saleshub(セールスハブ)のお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 好きな企業の営業支援をして報酬を受け取れる
  • 成約だけでなくアポのセッティングでも報酬を受け取れる
  • 企業側の支払いは成果報酬型で好きな価格帯に設定できる

Saleshub(セールスハブ)とは?

お客さんを紹介して欲しい企業と、お客さんを紹介できる個人を繋ぐマッチングサービス。企業側は完全成果報酬型で支払うことができるので、リスクのない集客を行うことができる。

営業代行サービスの個人版と捉えればイメージがつきやすいだろう。リファラル営業プラットフォームとして今年の5月に本格的にローンチしたサービス。

ターゲットユーザ層

自社製品やサービスを成果報酬型で紹介したい方、副業として個人で小遣い稼ぎをやりたい方

Saleshub(セールスハブ)の費用・料金体系

ユーザ側は無料、企業側は成約時に報酬設定額(お祝い金)の35%の手数料のみとなっており、初期費用や月額費用、反響費用は一切掛からない。

執筆者の所感

個人的に非常に注目しているサービスの一つ。

企業から報酬をもらって個人が営業活動するという点では、アフィリエイトと性質は同じだが、サイトやブログがないと紹介できないため「検索してきたユーザ」しか対象にならない。しかし「Saleshub」は知人や友人に紹介するので、アフィリエイトではカバーしきれなかった領域のユーザが対象になる。要はオンラインとオフラインの違いだ。

個人がヘッドハンターとして、知人や友人に求人情報を紹介して、採用されると年収の5%を報酬としてもらえる「SCOUTER」と似ているが、転職の斡旋をして報酬を受け取るには、各個人が有料職業紹介の許認可を申請する必要があるので、これを回避するために、サービス運営元の「SCOUTER」が各個人と雇用契約を結ぶ、という少し複雑な仕組みになっている。

しかし「Saleshub」は雇用契約を結ぶ必要なく、個人が営業活動をできる仕組みで、募集案件は企業向けサービス(会計ソフトや業務効率化ソフト)の導入支援が多いので、経営者(オーナー)や決済権を持っている人が身近にいる場合、個人ユーザーとして登録してみる価値は十分にある。これから起業したいが特に扱う商材がないという人は、「Saleshub」を使って代理店業を行うというやり方もありだろう。

このサービスについて、代表の江田学氏はインタビューで以下のように話している。

今までの営業支援サービスは初期費用や月額費用がかかるものが多かった中で、Saleshubはそういったものがかからずに完全成果報酬で活用できるという点が強く刺さっていると感じております。また、完全成果報酬の金額も企業さんが自由に設定できるため、小規模の会社さんでもリスクなく活用することができる点は大きな強みです。

また、企業さん側も過去の経験から、テレアポや飛び込みよりも、誰かからのご紹介によってご縁ができた企業さんとの方がその後のビジネスが上手くいくことを実感されているケースが多いため、そういった面でもサービスに共感してくれているのかなと思っております。
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また、企業さん側も過去の経験から、テレアポや飛び込みよりも、誰かからのご紹介によってご縁ができた企業さんとの方がその後のビジネスが上手くいくことを実感されているケースが多いため、そういった面でもサービスに共感してくれているのかなと思っております。

ユーザ側は無料で利用することができ、企業側は成約に至った際に、設定している報酬額の35%のみが掛かるという仕組み。理論上、企業側としては目標CPAから35%引いた金額をユーザへの報酬額に設定しておけば、リスクなく集客することができる。(アポの場合は成約率が異なるかもしれないが)

競合としては最近リリースされた「Kasooku(カソーク)」があるが、こちらは成果報酬型ではなく月額課金型でフリーミアム(無料では機能制限し有料化で機能解放)となっている。こちらは若干のリスクがあるものの、無料である程度対応できるというメリットがある。

テレアポや飛び込みという昔ながらの営業手法は、非効率で精神的な負担が大きい割に、いつまで経ってもなくならない。これは集客したい層がPCやスマホを使わないのであれば、オンライン上で広告を展開してもリーチできないため、どうしても泥臭い営業手法が必要になってしまう。

特に小売業、製造業、建築業、不動産業といった、まだまだIT化しきれていない領域は、そもそもITを使いこなせていない場合が多いため、オンラインでのリーチが難しいという問題がある。

「Saleshub」は裏でお金を受け取りながら、知人を紹介する形になるので、景品表示法などの法律面の問題も心配だが、マルチ商法的な位置づけにならないかという点も心配だ。サイト上ではカッコよく「リファラル」という言葉を使っているが、言い換えれば「勧誘」だ。

「Saleshub」は友達を招待して、報酬を獲得するたびに紹介者にも5%の報酬がもらえる仕組みがある。マルチ商法のように、紹介者の紹介者…というわけではないので、比較的健全でグロースハックの王道的手法だが、「この企業を君に紹介すると俺が報酬もらえるから登録してみない?」と紹介する人はまずいないと考えられるので、今後色々と問題になる可能性がある。

色々と指摘しているが、このサービス自体は素晴らしいアイデアだと思うし、いつも涼しい部屋で仕事をしている私にとっては、営業の大変な業務が少しでもなくなればいいなぁと願っている。オフライン層にリーチするためには、知人の紹介という一番手軽で成約率の高い手法が理想だと思うし、時代背景的にも副業解禁の流れがあるのでマッチしている。

クラウドソーシングの普及によって、デザイナーやエンジニアは活動できる場が増えているが、手に職がない営業マンにとっては副業で活躍できる場がない状態だったので、個人が活躍する時代のためにも、ぜひとも普及して欲しいと思う。

運営会社情報

会社株式会社Saleshub
代表江田 学
設立年月2014年8月
MORII RYOJI

MORII RYOJI

士業に特化したホームページ制作会社オルトベースの代表。24歳の頃に何か面白いWebサービスを開発するため、自分自身の忘備録としてスタートアップのビジネスモデルをまとめ始めたのが「WebFolio」で今年で5年目。何かあれば気軽にFacebookから連絡してください。

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