作成日:2018.12.10  /  最終更新日:2025.03.22

M&Aマッチングプラットホーム「TRANBI(トランビ)」

tranbi

TRANBI(トランビ)のお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • M&Aをプラットフォーム上で行うことができる
  • 累計成約件数8,000件突破
  • プラットフォームなので仲介料が3%と安い

TRANBI(トランビ)とは?

国内初の事業継承M&Aマーケットである「TRANBI」。事業の売り手がM&A案件を登録すると、登録した案件が即座に公開され興味を持った買い手は直接コンタクトを取り事業の売買について交渉する。案件登録やメッセージは無料で、実際に成約に至った場合に買い手が譲渡金額の3%を手数料として支払う。

一般事業主だけでなく、M&A仲介業者、会計士・税理士事務所、金融機関、公的機関など専門家が利用することも可能。その場合は成約時に事業会社から得た手数料の3%をTRANBIに支払う仕組みだ。

2018年12月時点で同サービスには1万8194社が登録。

累計M&A案件数は1891件、累計マッチング数は7958件となっている。

掲載業種一覧

参照元:https://www.tranbi.com/

ターゲットユーザ層

はじめて会社の売買を行う中小企業や個人

TRANBI(トランビ)の特徴・メリット

米国スタートアップ企業の案件も取り扱っているM&Aの活性化のためには、出口側に立つ買い手の拡大が重要だ。買い手側は、自社の成長や、新規事業のために役立つ、魅力的な事業があればさらに増えていく。

スタートアップが保有する新しい技術やノウハウ、新しいビジネスモデルなど、買い手企業は中小企業のM&Aだけでなく、スタートアップなど新しい成長点を幅広い視点で求めているといえる。

そこでトランビは米国スタートアップ企業の案件も掲載している。シリコンバレーには新しいアイデアや面白い会社が湧きだしてくるような厚い土壌があり、日本ではほぼ出会えないIoTなどの最先端の企業が次々に生まれている。

日本企業はシリコンバレー中心に活性化する米国スタートアップ企業の事業を取り込むことで新たな事業展開の可能性を生み出すことができるのだ。

TRANBI(トランビ)の費用・料金体系

売り手側が成約時に手数料として売却価格の3%を支払う形。

TRANBI(トランビ)の利用の流れ

  • Step 01
    会員登録

  • Step 02
    売り手がM&A案件を登録

  • Step 03
    公開審査

  • Step 04
    売却交渉

    NDAの締結を買い手と行い、M&A交渉を始める

  • Step 05
    売却成立

TRANBI(トランビ)の導入事例

会員数は20万人。M&A案件掲載数は2,000件。
売り手目線で、案件を登録すると平均15件の交渉申込みが入るらしい。

「後継者が見つからない、大手と資本提携したい、 M&Aで早期リタイアしたい」
こう思う経営者はいる。

そのときに、事業や企業売却時のハードルは3つのパターンが考えられる。

・個人経営で後継がいないことによって事業承継できない
・従業員を雇用している中小企業で経営不振のため事業譲渡したい
・スタートアップで調達ラウンドをプレAまで進めたが、これ以上大きくなるとM&Aイグジットが難しい

これらのペインを解消するために導入した事例が多数。

買い手側には、プラットフォームでの仲介により手数料が安いことと売却規模が小さいものもあるため早期退職をするサラリーマンもいる。

また、親和性が高いと感じた企業や競合他者の市場をそのまま手に入れる敵対的買収などもあり、買収側の考えは様々。

なおTRANBIで成立しているM&Aの75%が未経験者によるものらしい。
会社を買ったり売ったりすることに慣れている人はそういないだろうが、初心者が初めて使うプラットフォームとしての地位を確立しているということだ。

執筆者の所感

HPを拝見して、もし将来的に売却をご検討されていましたら、弊社にてお力添えできるのではないかと感じ、ご連絡させていただきました。

これは筆者が実際に受信したM&Aの営業メールである。
正直まったく考えていなかったが、調べてみるとM&Aは現在では毎日のように行われている取引なのだ。

中小企業の経営者の高齢化などに伴う事業承継問題は、日本の大きな社会問題のひとつだ。経済産業省が昨年公開した資料によると「今後10年の間に70歳(平均引退年齢)を超える中小企業・小規模事業者の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万(日本企業全体の約3割)が後継者未定」だという。

一方で同資料には「休廃業・解散企業の5割は黒字」とあるように、事業を他の人に任すことができれば継続できるものも少なくない。ただし、その事業を任せる人、つまり事業の買い手を探すのが簡単ではなく、多大なコストを要する部分でもあった。

ならばインターネットを使ってオンライン上でマッチングできる仕組みを作ろうというのが、オンラインM&Aサービスだ。

TRANBIのほかにも「ビズリーチ・サクシード」のほか、アンドビズの「&Biz」やエン・ジャパンの「MAfolova」。スタートアップが手がける「M&Aクラウド」や「FUNDBOOK」など、関連するサービスが近年一気に増えてきている。

その中でTRANBIは掲載案件数、マッチング数が他社と比べ群を抜いており、名実ともに国内最大規模のM&Aマーケットと言えるだろう。


運営会社情報

会社株式会社トランビ
代表高橋 聡
資本金2000万円
設立年月2016年4月
会社URLhttps://www.tranbi.com/site/company

渋谷で働くネット広告マンです。大学生のときからwebサービスとスタートアップが好きなちょっと変な人です。資金調達関連や新しいテクノロジーを身近に感じるためにネット広告会社に新卒入社しました。

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