Fundsとは?
Funds(ファンズ)は、さまざまな貸付ファンドに投資できるオンラインマーケットだ。
ソーシャルレンディング各社のサービス比較サイトを運営するクラウドポートが、運営会社になる。ファンドを組成する企業は、上場企業や成長が期待されるベンチャー企業が中心で、利回りは年率1.5%〜6%を予定しているとのことだ。
現在は口座開設のみで、2019年1月23日10:30より、ファンドへの投資申込み受付開始予定。
Fundsの特徴・メリット
ファンズが扱う「貸付ファンド」は、相場による値動きがないため、投資をしたらほとんど運用の手間がかからない点と利益予想ができで、投資計画を立てやすいというメリットがある。
この貸付ファンドに対して、ユーザーは投資を行い、分配金を得る。1つの口座で、さまざまな企業の運用するファンドに最小投資単位1円から分散投資が可能。分配金の再投資により、複利効果も期待ができる。
またファンズでは、ファンドの募集は運営企業のクラウドポートが行い、運用はファンド
組成企業が行う完全分業制を採っている。クラウドポートは顧客対応や営業者審査、プロ
ダクトのブラッシュアップやモニタリングなど「場としてのサービス」に特化。ファンド
組成企業は案件開拓や案件審査など、本業のファンド運営に注力することで、より品質の高いサービス提供を可能にしている。また、これまでのソーシャルレンディングでは、取扱者と組成企業が実質的に同じであることで、問題が起こりやすかったが、取り扱いとファンド運営を完全に分離したことで利益相反が起こりにくくなり、投資家目線でのサービス提供が可能になった。
Fundsの費用・料金体系
口座開設、管理、投資の手数料は無料。デポジット口座への送金手数料は個人負担となる。
参照元:https://funds.jp/guide/commission
執筆者の所感
これから、個人には資産運用のノウハウが高く求められる時代に入ってくる。残念ながら年金や社会保障の仕組みというのは全ての人に正しく機能するものではない、というのが一般的な認識になりつつあるからだ。
この分野に特効薬はないが、若くて体の動く間からこういった資産運用を考える癖が付いていれば、働き方やライフスタイルなどによって色々なオプションが選択できるようになるはずだ。年金という単一選択肢で全員が幸せになれるというのはやはり無理があるだろう。
ファンズが扱う貸付ファンドの投資は、相場に左右されず、安定的なリターンが見込めるので、初心者や忙しい一般投資家に向いている投資方法だ。ファンド投資は株式投資と比べて値動きが少なく安定しており、貸し倒れがない限り元本は戻ってくる。当初決められた金利以上のものは得られないが、コツコツ資産を増やすことができるので、これからの世代が資産運用を考える入口として適しているだろう。
運営会社情報
会社 | 株式会社クラウドポート |
---|---|
代表 | 藤田雄一郎 |
資本金 | 188,005千円 |
設立年月 | 2016年11月 |
会社URL | https://funds.jp/about |