Qixilとは?
Qixil(キクシル)は、スタートアップやベンチャーで仕事に従事する人を中心としたQ&Aサイトで、不特定多数の人に投げかけるのでなく、特定分野で知見を持っている人に直接質問ができる。
ターゲットユーザ層
専門性の高い質問をしたい人、著名人からアドバイスを貰いたい人など。
Qixilの費用・料金体系
現状、バナー広告が掲載されているだけで、完全無料なサービスとなっている。運営側は、マネタイズについて、「現状の無料のアドバイスや相談だけではなく、回答していただく方が有料の相談所を設けられるようなプラットフォームにする事を検討しております。」と回答している。
このサービスについてのマネタイズ方法での質問があり、nanapiの古川さんの回答が面白かったので以下引用しておきます。
いい回答をする人は割とえらい人とかが多いので、一回答で500円とかもらってもあまり嬉しくないのですよね。それよりも、その意見をきちんと使ってもらって、スタートアップの人たちが成長してくれたりしたほうが嬉しかったりするわけです。建前なしに。
で、どっちにしろ、自己満足的なもので回答をしているので、そこに500円とかの価値がついちゃうと、とたんにレスをする気をなくすというのがあります。だからといって1万円などになると、今度は仕事としてキチンとやらないといけないので、面倒になってしまいます。そこまでやるなら、むしろコンサルとして受けたほうがいいよね、となってしまいます。
https://qixil.jp/q/124
執筆者の所感
質問側は匿名性で回答側は実名性なので、Yahoo知恵袋やOKwaveと比較すると、Q&Aのクオリティが高い。
質問の内容は主にビジネスに関することで、ビジネスモデルやマネタイズ、マーケティングの相談などが多い。もともとスタートアップ限定のサービスだったが、13年7月よりカテゴリを増やし、あらゆるトピッックの質問ができるよいうになった。
ただ一般的なQ&Aサービスは人が増えれば増えるほど、質問の質が落ちたりするが、現状の質を保ちつつスケールさせる方法をnanapiの古川さんが以下のように回答している。
コミュニティをつまらなくしてしまう、一番の原因が、貢献度の高い古参ユーザーです。貢献度が高い人かつ、サイトを愛しているような人が、一番邪魔になるというのはよくあることです。たとえば、キクシルがこのまま1年くらい経つと、新しく入ってきた人が過去と同じ質問をすると思うのですよね。「あなたが会社を立ち上げた理由を教えてください」みたいな。
これに対して、昔から長くいる人は「既出だよ」と思ったりして、そういうコメントを書いちゃったりします。そこまでいかなくても、昔に答えたものなので、答えなかったりします。すると、質問をしてもいい回答が集まらないというので、質問した人はつまらなくなっちゃいますよね。しかも「過去ログ読め」とか言われたら超いやじゃないですか。知るかよと。
さらに、古参の人は、新鮮な質問がいいわけなので、見たことないような質問にばっかり答えるようになります。
となると、話題がどんどんマニアックになるので、参考になる新鮮な情報があまり見れなくなるというのがあります。https://qixil.jp/q/246
運営会社情報
会社 | 株式会社サイバーエージェント |
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代表 | 藤田 晋 |
資本金 | 7,203百万円 |
設立年月 | 1998年3月 |