2018.10.17

フリーランスを金融面でトータルサポートする「フリーナンス(FREENANCE)」

freeenance

フリーナンス(FREENANCE)のお勧めポイント

RECOMEND POINT
  • 好きな振込先名義を設定でき維持手数料0円
  • 請求書(売掛債権)の即日受け取りが可能
  • フリーランスを守る損害賠償保険つき

フリーナンス(FREENANCE)とは?

「フリーランスを、もっと自由に」というテーマで、2018年10月16日にスタートしたサービス。

収納代行用の「振込専用口座」、フリーランス向け損害賠償保険「あんしん補償」、請求書(売掛債権)の即日支払いが可能な「即日払い」という、3つのサービスを提供している。

振込専用口座とは?

アカウント開設後、振込専用口座を維持手数料無料で利用することが可能となる。クライアントから振り込まれた報酬は、週に1回指定口座へ振り替えられる仕組みで、手数料は同社が負担してくれる。

振込専用口座の口座名義は、必ず名前にする必要はなく、会社名や屋号、ペンネームなどでもOKとなっており、個人口座だと思われるのが嫌なフリーランスや本名を知られたくないフリーランスにとっては、ありがたいサービスとなっている。

口座名義の最後に「/GMOCN」が必ず記載されるようになるため、企業側としては「FREENANCE」に登録しているフリーランスということがわかり、下記の理由で安心して依頼することができる。

あんしん補償とは?

仕事にまつわる事故を補償する制度で、最大5,000万円の補償制度と、最大500万円の補償制度がある。

最大5,000万円の補償は仕事にまつわる事故が対象となり、業務遂行中の事故、仕事の結果の事故、受託物の事故など。最大500万円の補償はフリーランス特有の事故が対象となり、情報漏えい、著作権侵害、納品物の瑕疵、納期遅延などとなる。

請求書(売掛債権)の即日支払いとは?

請求書(売掛債権)を買い取って、その代金を最短即日で指定の銀行口座に振り込む仕組みとなっている。手数料は請求書額面の3.0%〜10%、買い取り限度額は最高300万円までとなっている。与信スコアによって手数料と限度額が変動する仕組みで、振込専用口座を使えば使うほど、与信スコアが上がる仕組み。

即日支払いを依頼しても、請求先(クライアント先)には知られない仕組みなので、気を使うことなく先にお金を受け取ることができる。

FREENANCE即日払いのフロー

参照元:https://freenance.net/service

わかりやす言葉で説明しているが、専門用語で言えば売掛金の入金を前倒しする「ファクタリング」のことを指している。ファクタリング自体は長い歴史があるので、別に新しいサービスではないが、即日支払いを保証している点は非常にありがたい。(マネーフォワードも請求書買取りをやっているが、5営業日後と時間がかかる)

CASHの登場以降、即金系のサービスは増えている印象がある。

フリーランスという立場上、前入金で企業側に請求することはなかなか難しい現状なので、需要は相当あると思われる。資金繰りで頭を悩ますことも減るのではないでしょうか。

ターゲットユーザ層

クラウドソーシングなどで仕事を受けているフリーランス、企業と直接契約を締結したいと考えているフリーランス、振込先名義が個人名になっているフリーランス

フリーナンス(FREENANCE)の費用・料金体系

一般的な収納代行系のサービスは、支払い時に手数料が発生する仕組みとなっているが、「FREENANCE」は無料となっている。恐らく当面は無料で、あとあと手数料を徴収するモデルだと思われる。

また請求書(売掛債権)を買い取る際に、3%〜10%の手数料がかかる仕組みだ。

クラウドソーシングやフリマアプリのほとんどは、エクスローシステムを導入し、支払い時に数パーセントの手数料または一定以下の金額で手数料が発生する仕組みとなっている。エクスローシステムとは一時的に売上金を預かり、フリーランスや出品者に支払うモデルだが、エクスローシステムは法的リスクが多々存在する。

個人の送金を請け負うためには「資金移動業者」として登録する必要があるが、エクスローシステムを提供する会社の9割近くは「資金移動業者」として認定されておらず、「収納代行業者」と主張し、エクスローシステムを実現している。

エクスローシステムに関しては下記の記事で詳しく説明している。

「収納代行業者」は資金を移動させているのではなく、代わりにお金を支払っているに過ぎないということで、「資金移動業者」の登録をしなくても、個人の送金ができると主張している。「収納代行業者」として認めてもらうため、取引に付随する送金として行ったり、短期間での決済を行うことを前提としたり、エクスロー専用口座と事業口座を分けたり、と様々な工夫をしている。

メルカリが商品を売ったお金をポイントにして、出品者に還元するようになったのは、エクスロー口座と事業口座を一緒に扱っていることが発覚し、収納代行業者として認定されないようになったため、商品券、ギフト券、プリペイドカードなどの発行業者が登録している「前払式支払手段発行者」として登録することになり、売上金をポイントで支払うようになった。

同社のグループ会社(GMOペイメントゲートウェイ株式会社など)は「資金移動業者」として登録されているが、同社は現時点で登録されていない。そのため同社は振込専用口座への振込金と事業口座とは分別管理し、収納代行業者として営業していると考えられる。

執筆者の所感

これまでフリーランスというのは、第三者からの信用を示すものがなかったため、社会的な信用を証明する手段がなかった。

「VALU」や「TimeBank」などの自分の影響力を時価総額化するサービスは、SNSのフォロワー数などを判断基準とし、影響力(信用力)をスコア化している。中国に目を向ければ、「Alibaba」や「Tencent」が信用力をスコア化するためのサービスを提供しており、スコアが高いとデポジット(保証金)が免除されたり、出国手続きが簡単になったりしている。

フリーランスはクラウドソーシングなどのプラットフォームに登録して活動していれば、どんどんレビューが溜まるので、発注する企業側は安心して依頼できるが、フリーランスの立場としては余計な手数料を支払わないためにも、企業側と直接契約を締結したいというニーズがあった。

しかし、プラットフォームを介さずに直接契約となると、企業側は「このフリーランスは大丈夫なのか」という与信の観点から躊躇してしまうという問題があった。

この「FREENANCE」は、フリーランスがアカウントを開設する際に、SPネットワーク社の反社チェックを行い、フリーランス側に損害賠償保険がつくので、著作権違反、PL責任、納期遅延、納品物の瑕疵、個人情報漏えいなどの問題が発生しても、運営側が補償してくれるため、企業側は安心して依頼できるようになる。

使い続けると与信スコアがアップする仕組みとなっているが、このスコアが今後、法人口座開設時に判断されたり、銀行からの融資の際に金利が変動したりと、様々なシーンで活用されるようになれば、フリーランスが色々とハッピーになることでしょう。

フリーランスは国内で1000万人越えといわれる現状、「フリーランスを、もっと自由に」というテーマには、脱プラットフォームという、企業とフリーランスが直接契約するような世界にすることをミッションとしているのではないでしょうか。

ちなみにクラウドワークスも請求代行に特化したサービス「フィークル」、ランサーズは税務や法務をサポートする「Freelance Basics」を提供している。

運営会社情報

会社GMOクリエイターズネットワーク株式会社
代表伊藤毅
資本金2,100万円
設立年月2002年4月
会社URLhttps://www.gmo-cn.jp/
MORII RYOJI

MORII RYOJI

ホームページ制作会社「AltBase LLC.」の代表やってます。システム開発、SEO対策、リスティング運用、メディア運用なども得意としております。「こんなサービスを作りたい!」とご相談いただければ、無料で相談に乗りますので、お気軽にご相談ください。

執筆者

トッピクス

ビジネスモデル

執筆者一覧

Webサービスのビジネスモデルを解説

サービスの使い方からマネタイズの方法、資金調達の状況、会社概要など様々な情報を記載